作品説明
リサ・ラーソンが1978年にグスタフスベリでデザインし、1979年から1983年まで製造された「ノアの方舟(Noaks Ark)」シリーズの、ペンギン(Pingviner)です。寄り添う二羽を一体の置物に作っています。
シリーズの題材は旧約聖書の「ノアの方舟」です。大洪水を前に、ノアが動物たちをつがいで舟に乗せた物語にちなみ、ペンギンのほか、ひとこぶらくだ、キリン、アシカ、リス、ライオン、ゾウが作られました。リサがグスタフスベリを離れる2年前にデザインしたシリーズで、製造は彼女の退社後も1983年まで続きました。
二羽のペンギンは胸を並べて立ち、くちばしの先を触れ合わせています。寄せ合った頭のあいだには、しずく形の透かしが抜けています。頭から背中、翼までが深い緑、胸と腹は白です。緑は光の角度で黒に近く沈み、背中では濃淡が縦に流れます。翼は胴に沿って浮き彫りのように添えられ、足元には指の筋が刻まれています。正面からはふっくらとした二羽に見えますが、横から見た厚みは3cmしかありません。奥行きをとらないので、本棚の前面や窓辺のような浅い場所にも置けます。底には錨のマークと「LISA L.」「SWEDEN」のスタンプが入っています。
リサ・ラーソン — 北欧の愛すべき陶芸家
師匠スティグ・リンドベリとリサ・ラーソン。1年の試用期間が26年に。
リサ・ラーソン(1931-2024)。スウェーデン南部スモーランド地方エルムフルトに生まれ、ヨーテボリの工芸学校でテキスタイルから陶芸に転向。1954年、学生コンペの審査員を務めたグスタフスベリの巨匠スティグ・リンドベリに才能を見出され、「1年の試用期間」で工場に招かれました。その1年は、やがて26年間の創作活動へと続いていきます。
リンドベリが「レクストゥーガ(遊び小屋)」と呼んだ工房で、リサは「リッラ・ズー(小さな動物園)」「ABCガールズ」「アフリカ」など数々の名作を生み出しました。ある日、暗褐色のシャモット陶土でしっぽを立てた猫を作ったことが、生涯で約30種もの猫の陶器を生むきっかけとなります。
日本とリサ・ラーソン
ABCガールズの「ドーラ」に命を吹き込むリサ。1950年代の痩身美の風潮に対し、古代の豊穣の女神に着想を得たふくよかな女性像を創りました。
1970年、リサは大阪万博を訪れ、益子焼の人間国宝濱田庄司と出会います。民藝運動に触れたこの体験が、彼女の手仕事への信念をさらに深めました。2010年には日本の絵本のために赤い縞模様の猫「マイキー」を描き、やがてこの猫は日本中で愛されるキャラクターに。2014-15年の日本巡回展には21万人以上が来場しました。
ヴィンテージと復刻版の見分け方
リサ・ラーソン作品の制作時期は、バックスタンプで判別できます。
・グスタフスベリ工場時代(1954-1980) — 錨マークに「GUSTAVSBERG」「LISA L.」「SWEDEN」の刻印。最もコレクター価値が高いヴィンテージ品。
・フリーランス時代(1980-1992) — ロールストランド、イエ・ガントフタなど各メーカーの刻印。
・Kスタジオ(Keramikstudion)時代(1992年〜) — 「K-Studion」の刻印。リサが共同設立した工房で、ヴィンテージの名作を手作りで復刻。高品質ですがオリジナルとは異なります。
当店で取り扱うリサ・ラーソン作品は、スウェーデンから直接買い付けたヴィンテージのオリジナル品です。
■詳細スペック
・メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・シリーズ名:Noaks Ark / ノアの方舟
・作品名:Pingviner / ペンギン
・年代:1979〜1983年
・素材:炻器(ストーンウェア)
・製造国:スウェーデン
・サイズ:幅11.5cm 奥行き3cm 高さ9.5cm
コンディション:割れ、欠け、貫入、色の擦れはなく、制作当時の姿をそのまま留めた完品です。
リサ・ラーソンが1978年にグスタフスベリでデザインし、1979年から1983年まで製造された「ノアの方舟(Noaks Ark)」シリーズの、ペンギン(Pingviner)です。寄り添う二羽を一体の置物に作っています。
シリーズの題材は旧約聖書の「ノアの方舟」です。大洪水を前に、ノアが動物たちをつがいで舟に乗せた物語にちなみ、ペンギンのほか、ひとこぶらくだ、キリン、アシカ、リス、ライオン、ゾウが作られました。リサがグスタフスベリを離れる2年前にデザインしたシリーズで、製造は彼女の退社後も1983年まで続きました。
二羽のペンギンは胸を並べて立ち、くちばしの先を触れ合わせています。寄せ合った頭のあいだには、しずく形の透かしが抜けています。頭から背中、翼までが深い緑、胸と腹は白です。緑は光の角度で黒に近く沈み、背中では濃淡が縦に流れます。翼は胴に沿って浮き彫りのように添えられ、足元には指の筋が刻まれています。正面からはふっくらとした二羽に見えますが、横から見た厚みは3cmしかありません。奥行きをとらないので、本棚の前面や窓辺のような浅い場所にも置けます。底には錨のマークと「LISA L.」「SWEDEN」のスタンプが入っています。
リサ・ラーソン — 北欧の愛すべき陶芸家
師匠スティグ・リンドベリとリサ・ラーソン。1年の試用期間が26年に。
リサ・ラーソン(1931-2024)。スウェーデン南部スモーランド地方エルムフルトに生まれ、ヨーテボリの工芸学校でテキスタイルから陶芸に転向。1954年、学生コンペの審査員を務めたグスタフスベリの巨匠スティグ・リンドベリに才能を見出され、「1年の試用期間」で工場に招かれました。その1年は、やがて26年間の創作活動へと続いていきます。
リンドベリが「レクストゥーガ(遊び小屋)」と呼んだ工房で、リサは「リッラ・ズー(小さな動物園)」「ABCガールズ」「アフリカ」など数々の名作を生み出しました。ある日、暗褐色のシャモット陶土でしっぽを立てた猫を作ったことが、生涯で約30種もの猫の陶器を生むきっかけとなります。
日本とリサ・ラーソン
ABCガールズの「ドーラ」に命を吹き込むリサ。1950年代の痩身美の風潮に対し、古代の豊穣の女神に着想を得たふくよかな女性像を創りました。
1970年、リサは大阪万博を訪れ、益子焼の人間国宝濱田庄司と出会います。民藝運動に触れたこの体験が、彼女の手仕事への信念をさらに深めました。2010年には日本の絵本のために赤い縞模様の猫「マイキー」を描き、やがてこの猫は日本中で愛されるキャラクターに。2014-15年の日本巡回展には21万人以上が来場しました。
ヴィンテージと復刻版の見分け方
リサ・ラーソン作品の制作時期は、バックスタンプで判別できます。
・グスタフスベリ工場時代(1954-1980) — 錨マークに「GUSTAVSBERG」「LISA L.」「SWEDEN」の刻印。最もコレクター価値が高いヴィンテージ品。
・フリーランス時代(1980-1992) — ロールストランド、イエ・ガントフタなど各メーカーの刻印。
・Kスタジオ(Keramikstudion)時代(1992年〜) — 「K-Studion」の刻印。リサが共同設立した工房で、ヴィンテージの名作を手作りで復刻。高品質ですがオリジナルとは異なります。
当店で取り扱うリサ・ラーソン作品は、スウェーデンから直接買い付けたヴィンテージのオリジナル品です。
■詳細スペック
・メーカー:Gustavsberg / グスタフスベリ
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・シリーズ名:Noaks Ark / ノアの方舟
・作品名:Pingviner / ペンギン
・年代:1979〜1983年
・素材:炻器(ストーンウェア)
・製造国:スウェーデン
・サイズ:幅11.5cm 奥行き3cm 高さ9.5cm
コンディション:割れ、欠け、貫入、色の擦れはなく、制作当時の姿をそのまま留めた完品です。