作品説明
リサ・ラーソンが1966年にデザインしたヴェッグプラットル(Väggplattor:壁掛け陶板)シリーズの夫婦の陶板です。グスタフスベリには量販品を生産するラインとは別にGスタジオ(G-Studion)と呼ばれるスティグ・リンドベリやリサ・ラーソンなど著名なデザイナーがアート作品を制作した部門がありました。こちらはそのアトリエで作られた作品となります。一点一点が手作りによるもので、背面にはリサ・ラーソンの名前を冠したバックスタンプが刻印されています。
原題のユビレウム(Jubileum)とは元々「記念日」という意味ですが、旧約聖書ではユダヤ教の五十年に一度の祝祭を意味します。転じて欧米ではこの年をゴールデン・ジュビリー(金婚式)としてお祝いをすることになりました。日本の「金婚式」はこの風習がもととなっています。額装は文字通り金色で縁取られ、老年を迎えた夫婦が仲睦まじく肩を並べています。リサ・ラーソン作品の中では最大サイズの35cm角で4キロ弱ある非常に重厚な陶板です。
グスタフスベリ — 200年の歴史を持つスウェーデン陶磁器の聖地
ストックホルム群島ヴェルムド島に位置するグスタフスベリ工場
1825年、ストックホルム群島のヴェルムド島に創設されたグスタフスベリ磁器工場。当初はイギリス式の製法を導入し、1839年に現在も知られる錨(アンカー)のマークを採用しました。1863年にはコーンウォールから粘土を輸入し、ボーンチャイナの生産を開始。やがてスウェーデンを代表する磁器ブランドへと成長しました。
グスタフスベリのアートディレクター、スティグ・リンドベリ(1916–1982)
黄金時代を築いた巨匠たち
1917年に初代アートディレクターに就任したヴィルヘルム・コーゲ(1889–1960)は、「美しい日用品をすべての人に」という理念のもと、労働者向けの食器「リリエブロー」を発表。さらにアルジェンタ、ファルスタなどの名シリーズを生み出しました。
1949年にコーゲの後任となったスティグ・リンドベリ(1916–1982)は、ベルサ、スピサリブ、プルーヌス、アダムなど数々の名作を手がけ、グスタフスベリの黄金時代を築きました。「千の芸術家(Tusenkonstnären)」と呼ばれた彼は、陶磁器だけでなくテキスタイル、ガラス、グラフィックデザインなど多岐にわたる分野で活躍しました。
グスタフスベリ工場の装飾部門でコーヒーカップに絵付けをする職人
このほか、ベルント・フリーベリ(1899–1981)は中国宋代の青磁に影響を受けた独自の釉薬技法で世界的な評価を得、リサ・ラーソン(1931–2024)はシャモット粘土を用いた愛らしい動物の作品で日本でも絶大な人気を誇りました。
ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド
グスタフスベリのバックスタンプの変遷(1825–1993年) 出典:Jane Fredlund, Stora antikboken, 2021
グスタフスベリの食器には裏面にバックスタンプ(刻印)が施されています。このスタンプのデザインは時代とともに変化しており、製造年代を特定する重要な手がかりとなります。1839年に採用された錨(アンカー)マークは現在まで同社のシンボルとして受け継がれています。1993年にオリジナルの食器生産が終了し、現在はHPF社が復刻版を製造しています。ヴィンテージ品はフリント陶器やフェルトスパット磁器で、復刻版のボーンチャイナとは素材が異なります。
■詳細スペック
・メーカー:Gustavsberg/グスタフスベリ
・デザイナー:Lisa Larson/リサ・ラーソン
・シリーズ名:Väggplattor/壁掛け陶板
・作品名:Jubileum/ユビレウム(金婚式)
・年代:1966〜1970年
・製造国:スウェーデン
・サイズ:縦35cm 横35.5cm 厚み2.3cm
■コンディション:訳あり品
正面の左下に欠けがあります。目立つ欠けのため、大幅にお値引きしています。金継ぎなどで直していただくのもよいと思います。
リサ・ラーソンが1966年にデザインしたヴェッグプラットル(Väggplattor:壁掛け陶板)シリーズの夫婦の陶板です。グスタフスベリには量販品を生産するラインとは別にGスタジオ(G-Studion)と呼ばれるスティグ・リンドベリやリサ・ラーソンなど著名なデザイナーがアート作品を制作した部門がありました。こちらはそのアトリエで作られた作品となります。一点一点が手作りによるもので、背面にはリサ・ラーソンの名前を冠したバックスタンプが刻印されています。
原題のユビレウム(Jubileum)とは元々「記念日」という意味ですが、旧約聖書ではユダヤ教の五十年に一度の祝祭を意味します。転じて欧米ではこの年をゴールデン・ジュビリー(金婚式)としてお祝いをすることになりました。日本の「金婚式」はこの風習がもととなっています。額装は文字通り金色で縁取られ、老年を迎えた夫婦が仲睦まじく肩を並べています。リサ・ラーソン作品の中では最大サイズの35cm角で4キロ弱ある非常に重厚な陶板です。
グスタフスベリ — 200年の歴史を持つスウェーデン陶磁器の聖地
ストックホルム群島ヴェルムド島に位置するグスタフスベリ工場
1825年、ストックホルム群島のヴェルムド島に創設されたグスタフスベリ磁器工場。当初はイギリス式の製法を導入し、1839年に現在も知られる錨(アンカー)のマークを採用しました。1863年にはコーンウォールから粘土を輸入し、ボーンチャイナの生産を開始。やがてスウェーデンを代表する磁器ブランドへと成長しました。
グスタフスベリのアートディレクター、スティグ・リンドベリ(1916–1982)
黄金時代を築いた巨匠たち
1917年に初代アートディレクターに就任したヴィルヘルム・コーゲ(1889–1960)は、「美しい日用品をすべての人に」という理念のもと、労働者向けの食器「リリエブロー」を発表。さらにアルジェンタ、ファルスタなどの名シリーズを生み出しました。
1949年にコーゲの後任となったスティグ・リンドベリ(1916–1982)は、ベルサ、スピサリブ、プルーヌス、アダムなど数々の名作を手がけ、グスタフスベリの黄金時代を築きました。「千の芸術家(Tusenkonstnären)」と呼ばれた彼は、陶磁器だけでなくテキスタイル、ガラス、グラフィックデザインなど多岐にわたる分野で活躍しました。
グスタフスベリ工場の装飾部門でコーヒーカップに絵付けをする職人
このほか、ベルント・フリーベリ(1899–1981)は中国宋代の青磁に影響を受けた独自の釉薬技法で世界的な評価を得、リサ・ラーソン(1931–2024)はシャモット粘土を用いた愛らしい動物の作品で日本でも絶大な人気を誇りました。
ヴィンテージの見分け方 — バックスタンプ(刻印)ガイド
グスタフスベリのバックスタンプの変遷(1825–1993年) 出典:Jane Fredlund, Stora antikboken, 2021
グスタフスベリの食器には裏面にバックスタンプ(刻印)が施されています。このスタンプのデザインは時代とともに変化しており、製造年代を特定する重要な手がかりとなります。1839年に採用された錨(アンカー)マークは現在まで同社のシンボルとして受け継がれています。1993年にオリジナルの食器生産が終了し、現在はHPF社が復刻版を製造しています。ヴィンテージ品はフリント陶器やフェルトスパット磁器で、復刻版のボーンチャイナとは素材が異なります。
■詳細スペック
・メーカー:Gustavsberg/グスタフスベリ
・デザイナー:Lisa Larson/リサ・ラーソン
・シリーズ名:Väggplattor/壁掛け陶板
・作品名:Jubileum/ユビレウム(金婚式)
・年代:1966〜1970年
・製造国:スウェーデン
・サイズ:縦35cm 横35.5cm 厚み2.3cm
■コンディション:訳あり品
正面の左下に欠けがあります。目立つ欠けのため、大幅にお値引きしています。金継ぎなどで直していただくのもよいと思います。