うまく言えないから、私は文字を書いてきた。『不器用な文字書き』のこと

うまく言えないから、私は文字を書いてきた。『不器用な文字書き』のこと

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昔から、言葉にするのが上手だったわけではありません。 むしろ逆でした。 嫌だったことも、 寂しかったことも、 「それは傷ついた」と言えばよかったことも、 その場では何も言えなくて、 あとになってから言葉が浮かんでくる。 だから私は、誰にも見つからないように ノートの隅へ文字を書くようになりました。 口から出せなかったものを、 紙の上だけには置いておけたから。 『不器用な文字書き』は、私の自己紹介です この本には、きれいな答えを書いていません。 周りと違うことで傷ついたこと。 「普通」という言葉に息苦しくなったこと。 愛されたかったこと。 自分を大切にする方法が、よく分からなかったこと。 それでも、どこかに 安心して眠れるような居場所があるんじゃないかと探してきたこと。 そういうものを、短い文章や詩のような言葉にして一冊へ閉じ込めました。 だからこれは、作品であると同時に たぶん私の自己紹介でもあります。 書くことだけは、やめなかった 上手に生きられない日は今でもあります。 言葉を間違えることもあるし、 伝えたかったことが伝わらないこともある。 それでも私は、書くことだけはやめませんでした。 文字にすれば、 消えてしまいそうだった感情に輪郭ができる。 「あの日、私は確かにこう思っていた」と、 あとから自分で拾いに行くことができる。 『不器用な文字書き』というタイトルには、 そんな自分をそのまま入れています。 器用に話せない。 器用に生きられない。 だけど、文字を書く。 そんな人間が作った本です。 もしあなたにも、 口ではうまく説明できない感情や、 誰にも見せずにしまっている言葉があるのなら。 この本のどこかに、 少しだけ似たものが落ちているかもしれません。 『不器用な文字書き』 言えなかったものを、 なかったことにしないために作った一冊です。 https://minne.com/items/46134214

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