トムテとヤドリギの夜|第1話 灯りの向こうへ

トムテとヤドリギの夜|第1話 灯りの向こうへ

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クリスマスが近づくと、街の窓に、ひとつずつ灯りがともります。 食卓を囲む声。 誰かを迎える足音。 遠くから聞こえる、楽しそうな笑い声。 けれど、にぎやかな夜ほど、 誰かを思い出して、さみしくなる人もいます。 雪の道を歩いていたトムテが、 ふと足を止めました。 坂の上の、小さな家。 その窓から、なかなか目が離せません。 隣を歩くトナカイも立ち止まり、 静かに耳を動かしました。 トムテは、かぶっていた帽子を少し直すと、 窓の灯りに向かって歩き始めました。 大きなプレゼントは、持っていません。 ポケットに、小さなヤドリギの枝がひとつ。 今夜は、あの家に寄っていくようです。 ——第2話へつづく。 https://minne.com/@komorebi-dp/letters/136618 *この物語から生まれた紙ものセット「トムテとヤドリギの夜」を販売しています。 https://minne.com/items/46582087

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