こんにちは。フルーツとアニマルがミックスした『フルーツアニマル』など、面白くてかわいいオリジナルキャラクターを制作してます、satoayaです。
ハンドメイド制作の傍ら、物語を書いています。会話の前に名前が入る台本形式で書いているため、読みづらさもあるかもしれませんが、良ければお楽しみください。
小説 『フルーツアニマルのお菓子パーティー』
<ブルーベリークマの本屋③>
クジラから脱出するために、鼻を伸ばそうと張り切るピノキオ。
ピノキオ
「良し! じゃあ、嘘をついてやる! 俺はイケメンじゃない!」
鼻に変化なし。
ピノキオ
「……嘘だ……」
イチゴネコ
「落ち込む前に、確実な嘘でお願いします」
ピノキオ
「どんな嘘だよ?」
イチゴネコ
「イチゴネコちゃんは、頭が良くない!」
そのままの言葉をピノキオが口にしてみても、鼻に変化なし。
イチゴネコ
「どうなってんの!?」
ショックを受けるイチゴネコちゃんの次に、ブルーベリークマちゃんがピノキオに事実と真逆の言葉をお願いした。
ブルーベリークマ
「じゃあ、ブルーベリークマちゃんは、くぅちゃんのことが大嫌いって、言ってみてくれる?」
ピノキオ
「ブルーベリークマちゃんは、くぅちゃんのことが大嫌い」
ぐーんと伸びる、ピノキオの鼻。
ブルーベリークマ
「やっぱりね。本当は大好きだもの」
くぅちゃんは嬉しそうだ。
おじいさん
「じゃあ、じいさんはピノキオが大嫌いと言ってくれ」
ブルーベリークマちゃんの嘘と同じ。ぐーんと伸びた鼻は、もうすぐクジラの喉に届きそう。
イチゴネコ
「イチゴネコちゃんは、頭が悪い!」
苺香
「だめ! 戻っちゃうから!」
ジトっと睨まれても、クジラから出ることが最優先。
イチゴネコ
「苺香ちゃんは、テストで満点取れるって、言ってみてよ」
奇跡が起きて真実になったら困る。止めようとしたけど、ピノキオの言葉の方が早かった。
ピノキオ
「苺香ちゃんは、テストで満点取れる」
ぐっと伸びた鼻が喉に届いたが……。
苺香
「なんか、複雑な気分……」
複雑な気分のまま、喉をくすぐられたクジラがくしゃみをした勢いに乗り、脱出に成功した。
🍓
ブルーベリークマちゃんの本屋に、くぅちゃんの母親が迎えに来ると、くぅちゃんはやっぱり気まずそうにしていた。悪いことをしてしまったという罪悪感が、残っているようだ。
くぅちゃんの母
「確かに、黙って一人で本の中に入ってしまったのは、良くなかったけど……」
くぅちゃんのお母さんは、くぅちゃんの頭を優しく撫でながら、話を続ける。
くぅちゃんの母
「もう十分、反省しているみたいね。それより、くぅが無事で、本当に良かったわ。今度は、ママやパパと一緒に、本の中で遊びましょうね」
優しいお母さんの言葉に、くぅちゃんも笑顔を見せた。
🍓
くぅちゃんが帰った後、ブルーベリークマちゃんにお菓子パーティーの招待状を渡した。
イチゴネコ
「くぅちゃんも連れて、遊びに来てね!」
ブルーベリークマ
「ありがとう」
ニコニコと招待状を受け取るブルーベリークマちゃんは、本当に穏やかな感じだ。
苺香
「ブルーベリークマちゃんって、穏やかだよね。そういえば、くぅちゃんのお母さんと、雰囲気が似てる気がする」
ブルーベリークマ
「くぅちゃんとくぅちゃんのお母さん、お父さんもだけど……。実は、私が作った物語の中の登場人物だったの。もしかしたら、無意識に似ちゃったのかも」
苺香
「そうなの!? でも、物語の中の人物が、現実にいるって……、どういうこと?」
ブルーベリークマ
「ピノキオの原理と一緒よ。最初は、ぬいぐるみとして作ったんだけど、そのぬいぐるみに命が宿ったって感じ」
確かに、くぅちゃんとくぅちゃんのお母さんは、動くぬいぐるみの様だった。フルーツアニマルたちも、似たような感じだから、違和感がなかったけど……。
苺香
「本当に、不思議な町だよね。このフルーツアニマルの町は……」
この不思議な町で、次はどんな出会いが待っているのだろうか……。少し心が、ワクワクする感じがした。
~☆~ 続く ~☆~
次話
公開後、URLを載せます。
他にも、ファンタジックな物語を書いています。プロフィールからリンク集を経由し、小説を載せているサイト(note・プリ小説など)に繋がりますので、良ければ覗いて見てください。
☆物語の中に登場したアイテムの作品☆
『イチゴネコ』『ブルーベリークマ』
https://minne.com/items/36576417