こんにちは。フルーツとアニマルがミックスした『フルーツアニマル』など、面白くてかわいいオリジナルキャラクターを制作してます、satoayaです。
ハンドメイド制作の傍ら、物語を書いています。会話の前に名前が入る台本形式で書いているため、読みづらさもあるかもしれませんが、良ければお楽しみください。
小説 『フルーツアニマルのお菓子パーティー』
<ラフランスキリンのおもちゃ屋②>
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ラフランスキリン君が連れて来たお人形は、淡い緑色のドレスを身にまとった、可愛らしいお姫様だった。
お姫様
「あなた方、とっても幸せ者ね。私のために王子様を探せるなんて」
性格は……、ちょっと、ひねくれていそうな感じ。
お姫様
「私の理想の王子様は、背が高くて、笑顔がまぶしいイケメンで、頭が良くて、スポーツもできて、優しくて、私を守るときは強くて、気遣いができて、お話上手な方ですわ」
そんな理想過ぎる王子様が、どこにいるのだろうか……。
イチゴネコ
「確かに、ごく一般的な理想像……」
そして、ごく一般的に、理想と現実は違うと認識されている。
苺香
「そんなにたくさんの条件に合う王子様なんか、見つかるわけないじゃん。これだけは譲れないっていうもの、一つに決めてよ」
ごく一般的な意見を述べたつもりが、不満げなジトっとした目を向けられてしまった。
お姫様
「我が儘な方ね!」
苺香
「(どっちが!?)」
我が儘なお姫様に手こずる私に、イチゴネコちゃんも加勢してくれる。
イチゴネコ
「でも、条件がありすぎて王子様が見つからないより、一つに絞った方が良くない? 王子様見つからなかったら、お菓子のないパン屋なんでしょ? 良いの?」
ジーっと考え込む、お姫様。
お姫様
「分かりました。一つに絞りましょう」
お姫様は、自分が履いていた靴の片方を脱ぎ、渡してきた。
お姫様
「この靴が、ピッタリ当てはまる方で、お願いするわ」
どこかで、聞いたことのあるストーリーだが……。
イチゴネコ
「さっきの条件の中に、あったっけ?」
苺香
「いや、なかった……」
けれど、ここで余計なことを言って、一つに絞れた条件が増えてしまったら、王子様探しに苦労しそうだ。お姫様が寄こしてきた靴がピッタリ当てはまる王子様を、イチゴネコちゃんと私で探すことにした。
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イチゴネコ
「まずは、ヒーロー戦隊のおもちゃコーナーを見てみよう!」
悪と戦う、スーパーヒーローたち。条件を絞ることでなくなったけど、お姫様を守る強い王子様も、理想に含まれていたから、良い相手が見つかるかもしれない。期待を胸に、色とりどりのヒーローのおもちゃたちに、声をかけてみた。
ヒーロー
「靴がピッタリ合う王子様を探している?」
苺香
「そう。薄い緑のドレスを着たお姫様のお人形が……」
不自然に、ヒーローたちが慌て始める。
ヒーロー
「こ、これから、悪と戦う予定が入っているんだ」
ヒーロー
「僕は、作戦会議が……」
ヒーロー
「悪いけど、他をあたってくれ!」
色とりどりのヒーローたちは、一人残らず棚の陰に隠れてしまった。
~
ゾウ
「靴がピッタリな王子様?」
首を傾げるのは、サファリのおもちゃコーナーで出会った、ゾウのぬいぐるみ。
苺香
「薄い緑色のドレスを着たお姫様の人形が……」
ゾウ
「ご、ごめん! 水浴びの予定があるから!」
ゾウは、チーター並みの速さで、走り去ってしまった。
~
薄い緑色のドレスを着たお人形は、おもちゃ屋の中で有名なのか、彼女の話をした途端、皆が逃げ去ってしまう。
最新型のロボットのおもちゃは……。
ロボット
「データー異常が見つかったから、無理!」
警察官の人形は……。
警察官
「事件発生!」
パトカーで走り去って行った。ちなみに消防士は、火事だと言って消防車で逃走。救命士は、急患だと言って救急車で全く一緒の行動。
他にも、いろんなおもちゃに声を掛けてみたけど、みんな用があるからで、靴を履いてもくれない。
店内のコーナーを全て回りきった後、お姫様のお人形が待つ場所へと戻った。
~☆~ 続く ~☆~
次話
https://minne.com/@satoayamama/letters/129280
他にも、ファンタジックな物語を書いています。プロフィールからリンク集を経由し、小説を載せているサイト(note・プリ小説など)に繋がりますので、良ければ覗いて見てください。
☆物語の中に登場したアイテムの作品☆
『イチゴネコ』
https://minne.com/items/36576417