小説 『フルーツアニマルのお菓子パーティー』 7 <ブルーベリークマの本屋①>

小説 『フルーツアニマルのお菓子パーティー』 7 <ブルーベリークマの本屋①>

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こんにちは。フルーツとアニマルがミックスした『フルーツアニマル』など、面白くてかわいいオリジナルキャラクターを制作してます、satoayaです。 ハンドメイド制作の傍ら、物語を書いています。会話の前に名前が入る台本形式で書いているため、読みづらさもあるかもしれませんが、良ければお楽しみください。 小説 『フルーツアニマルのお菓子パーティー』 <ブルーベリークマの本屋①>  苺の形をした可愛い建物は、イチゴネコちゃんのお店兼自宅。中には、とってもキュートな洋菓子が、たくさん並んでいた。 苺香 「イチゴネコちゃんって、パティシエだったんだ」 イチゴネコ 「うん! 今、スペシャルな新作を作ってるんだぁ! お菓子パーティーで出すから、楽しみにしててね!」  お店に並んでいるお菓子は、どれも可愛くて美味しそう。スペシャルな新作も、きっと、とってもキュートなお菓子に違いない。 イチゴネコ 「さてと、みんなに渡す招待状は鞄に入れたし、忘れ物はないはず! 行こう!」  招待状の束を鞄に詰めたイチゴネコちゃんと共に、苺の形の家を出た。 🍓 苺香 「ブルーベリーの建物の中に……」 イチゴネコ 「紙を束ねた四角い物が、いっぱいあるよねー!」  確かに、紙を束ねた四角い物であっているが……。 ブルーベリークマ 「イチゴネコちゃんったら。本って言ってくれれば良いのに……」  ニコニコと笑顔で迎えてくれたのは、ブルーベリーのクマの女の子。ブルーベリーの建物の中は、本屋になっていた。 イチゴネコ 「素敵な本屋さんで、丸くて青くて粒々の美味しいフルーツ、食べたくなっちゃった」  本屋さんで食事をしたくなるなど、イチゴネコちゃんの胃袋は、謎が大き過ぎる。それにしても、まどろっこしい言い方をするのは、何故なのか……。ラフランスキリン君とは、普通に話をしていたのに……。 ブルーベリークマ 「ブルーベリーね」  にこやかに返す、ブルーベリークマちゃん。彼女と、このような言葉遊びをすることが、イチゴネコちゃんにとって、お決まりらしい。ブルーベリークマちゃんも、楽しんでいる様子。 ブルーベリークマ 「ちょうど、遊びに来ている子熊のくぅちゃんが好きなブルーベリータルトを、用意していたところなの。みんなで食べましょう。持ってくるから、二人はくぅちゃんを呼んでおいてくれるかしら? どこかで、本を読んでいると思うから……」  ブルーベリークマちゃんが、タルトを用意してくれている間、遊びにきているという子熊を探すことになった。 苺香 「くぅちゃ~ん、どこにいるの?」 イチゴネコ 「一緒にタルト、食べよう!」  イチゴネコちゃんと二人で呼びかけてみるが、どこからも返事が聞こえない。くぅちゃんを探して、店内を歩き回っていると、開かれた本が積みあがっている所があった。 イチゴネコ 「ここで、読んでいたのかなぁ~?」 苺香 「多分……」  けれど、辺りを見渡しても、くぅちゃんらしき子熊の姿はない。 イチゴネコ 「あーっ!」  突然、大声をあげるイチゴネコちゃん。心臓が破れるかと思うほど驚いた私は、イチゴネコちゃんの方へ視線を戻した。 イチゴネコ 「もしかしたら、紙を束ねた四角い物の中に、入っちゃってるのかも!」 苺香 「え? 本の中にって……?」  普段ならば、現実的ではないと断言できるが、ここはフルーツアニマルの住む世界。本の中に入ることも、可能なのかもしれない。  夢物語のような非現実的なことも、可能性として受け入れようとしていると、ブルーベリークマちゃんが駆け込んできた。 ブルーベリークマ 「大きな声がしたけど、どうしたの!?」 イチゴネコ 「紙を束ねた四角い物の中に、ある日の森で出会い、イヤリングを拾ってくれた動物の子どもが、迷い込んでいるかもしれないの!」  緊急事態の時は、普通の言い方をして欲しいが……。 ブルーベリークマ 「それって、くぅちゃんが、本の中に入っちゃったってこと?」 イチゴネコ 「そう! これ、見て!」  本が重なっている所の隅に、本マグロらしき魚のブローチが数個、落ちていた。慌てて拾い集めたブルーベリークマちゃんは、ブローチの数が一つ足りないと、顔を青ざめさせる。 苺香 「そのブローチをつけると、本の中に入り込めるってこと?」 ブルーベリークマ 「えぇ、そうよ。本の中の世界を楽しんでもらうために、研究者のフルーツアニマルに作ってもらったの。でも、小さい子が一人で迷い込んでしまうなんて……」  手の届かない所に保管しておいたはずが、くぅちゃんは椅子の上に乗ってまで、それを取ってしまったようだ。以前、両親と共に本の中で遊んだことが、余程楽しかったのだろう。  だが、幼い子一人ででは、危険もある。物語によっては、危ない場面もあるのだ。更に、積みあがった本。どの本に入り込んでいるのか、探すのも時間が掛かるだろう。 イチゴネコ 「私たちも、海で泳ぐ物の形をつけて、紙を束ねた四角い物の中に入って、ある日の……」 苺香 「ブローチをつけて、本の中に入って、くぅちゃんを探そう!」  イチゴネコちゃんの言葉を遮ってしまったけど、緊急事態なんだから、仕方がない。ブローチをつけ、本の中へ飛び込んだ。 ~☆~ 続く ~☆~ 次話 https://minne.com/@satoayamama/letters/129439 他にも、ファンタジックな物語を書いています。プロフィールからリンク集を経由し、小説を載せているサイト(note・プリ小説など)に繋がりますので、良ければ覗いて見てください。 ☆物語の中に登場したアイテムの作品☆ 『イチゴネコ』『ブルーベリークマ』 https://minne.com/items/36576417

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