終電のあと、
裏国分寺の作業台で、また一体、生まれました。
今回のくうかいは、
鍵のふりをしています。
けれど、鍵としてはあまり役に立ちません。
手縫いでできた体は繊細で、
引っ張られたり、振り回されたりするのが苦手です。
この子は「連れて歩く」より
「一緒に在る」ほうを選びました。
中に詰められているのは、
ほうじ茶、柿の葉、ドクダミ。
全部で約30g。
夜の呼吸を思い出すための香りです。
高さは、座った状態で約10cm。
机の隅、引き出しの奥、
鞄の内ポケットの暗がりが、居場所になります。
これは雑貨ではありません。
守り札でもありません。
ただ、
裏国分寺に確かに存在していた
「望まれ方を間違えたもの」の記録です。
必要な人のところへ、
無理のない形で届けば、それでいい。
夜間のみ、
静かに販売を開始しました。
https://minne.com/items/45801992
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