ときどき、ふと思い出す。
小さなころ、
よく友達の家へ遊びに行っていたことを。
あの頃は、
何の約束もしないまま、
インターホンを鳴らしていた。
いま考えると、
すごい勇気だ。
お母さんからすると、
ちょっと迷惑だったかもしれない。
そんな想像力は、
大人になってから身についた。
でも今は、
あの頃の勇気が少し羨ましい。
今でもたまに、
友達の家の前を通ることがある。
今もいるのかな。
おばちゃんは元気かな。
もちろん、
インターホンを鳴らす勇気なんてない。
でももし、
勇気を出して押してみたら。
あの頃の友達が、
なんでもなかったように出てくる気がする。
そんな想像をしてみる。
またいつか、
会えるといいな。