1979年にリサ・ラーソンがスンドビーベリ(Sundbyberg)で制作したシャモット炻器の飾り皿です。直径約39cmの大皿で、裏面に「Sundbyberg -79」のサインが入っています。
1979年という年は、リサ・ラーソンの作家人生における決定的な転換点です。1954年にスティグ・リンドベリに見出されて以来、26年間にわたって在籍したグスタフスベリを翌1980年に退社します。この作品はその前年——独立を目前に控えた最後の一年に制作されました。
「Sundbyberg -79」——グスタフスベリの外で
この作品で最も注目すべきは「Sundbyberg」のサインです。グスタフスベリ工場はストックホルム群島のヴェルムド島にありましたが、この作品にはストックホルム北西部のスンドビーベリという別の地名が記されています。グスタフスベリに在籍しながら、工場の外で個人的な制作を行っていたことを示す貴重な記録です。
リサ・ラーソンは1980年の退社後、ストックホルム郊外ナッカ(Nacka)の自宅1階にアトリエを構え、フリーランスの陶芸家として活動を続けました。フリーランス期のアトリエ作品には「Atelier」の自筆署名が記されるのが特徴です。この飾り皿にはまだ「Atelier」の署名はなく、代わりに「Sundbyberg」の地名が記されています。退社前年のリサが、グスタフスベリでもナッカの自宅でもない第三の場所——スンドビーベリの工房で制作を行っていたことを物語る、極めて珍しいサインです。
26年間の工場勤務で培った技術を携えて、自分自身の表現を探り始めた時期。工場のデザイナーから独立した作家へ——この作品には、その過渡期の緊張感と自由が刻まれています。
釉薬が描く風景
釉薬による装飾が皿全面に展開されています。グスタフスベリ時代のリサはシャモットの素朴な土味を活かした作品が中心でしたが、この作品では釉薬そのものが装飾の主役です。リサの色彩は常にスウェーデンの季節と自然を映しており、釉薬の色と流れが風景を描き出すかのように大皿の広い面に広がっています。
直径39cmの大皿をシャモットで手成形するには確かな技術が必要です。素地には成形時の指の跡が残っており、リサの手の中で直接形づくられた作品であることが分かります。26年間グスタフスベリで磨き上げた手業と、独立前夜の創作意欲が結びついた——リサ・ラーソンの転換期を象徴する一点です。
■詳細スペック
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・種類:ユニークピース(一点物)
・制作地:Sundbyberg / スンドビーベリ
・年代:1979年
・製造国:スウェーデン
・サイズ:直径約39cm
コンディション:目立つ傷や欠けのない完品のコンディションです。釉薬の発色も良好に保たれています。
■関連コレクション
・リサ・ラーソン(Lisa Larson)
・北欧ヴィンテージの飾り皿
・新着商品
→ リサ・ラーソン完全ガイド — 生涯・代表作・サインの見分け方
1979年にリサ・ラーソンがスンドビーベリ(Sundbyberg)で制作したシャモット炻器の飾り皿です。直径約39cmの大皿で、裏面に「Sundbyberg -79」のサインが入っています。
1979年という年は、リサ・ラーソンの作家人生における決定的な転換点です。1954年にスティグ・リンドベリに見出されて以来、26年間にわたって在籍したグスタフスベリを翌1980年に退社します。この作品はその前年——独立を目前に控えた最後の一年に制作されました。
「Sundbyberg -79」——グスタフスベリの外で
この作品で最も注目すべきは「Sundbyberg」のサインです。グスタフスベリ工場はストックホルム群島のヴェルムド島にありましたが、この作品にはストックホルム北西部のスンドビーベリという別の地名が記されています。グスタフスベリに在籍しながら、工場の外で個人的な制作を行っていたことを示す貴重な記録です。
リサ・ラーソンは1980年の退社後、ストックホルム郊外ナッカ(Nacka)の自宅1階にアトリエを構え、フリーランスの陶芸家として活動を続けました。フリーランス期のアトリエ作品には「Atelier」の自筆署名が記されるのが特徴です。この飾り皿にはまだ「Atelier」の署名はなく、代わりに「Sundbyberg」の地名が記されています。退社前年のリサが、グスタフスベリでもナッカの自宅でもない第三の場所——スンドビーベリの工房で制作を行っていたことを物語る、極めて珍しいサインです。
26年間の工場勤務で培った技術を携えて、自分自身の表現を探り始めた時期。工場のデザイナーから独立した作家へ——この作品には、その過渡期の緊張感と自由が刻まれています。
釉薬が描く風景
釉薬による装飾が皿全面に展開されています。グスタフスベリ時代のリサはシャモットの素朴な土味を活かした作品が中心でしたが、この作品では釉薬そのものが装飾の主役です。リサの色彩は常にスウェーデンの季節と自然を映しており、釉薬の色と流れが風景を描き出すかのように大皿の広い面に広がっています。
直径39cmの大皿をシャモットで手成形するには確かな技術が必要です。素地には成形時の指の跡が残っており、リサの手の中で直接形づくられた作品であることが分かります。26年間グスタフスベリで磨き上げた手業と、独立前夜の創作意欲が結びついた——リサ・ラーソンの転換期を象徴する一点です。
■詳細スペック
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・種類:ユニークピース(一点物)
・制作地:Sundbyberg / スンドビーベリ
・年代:1979年
・製造国:スウェーデン
・サイズ:直径約39cm
コンディション:目立つ傷や欠けのない完品のコンディションです。釉薬の発色も良好に保たれています。
■関連コレクション
・リサ・ラーソン(Lisa Larson)
・北欧ヴィンテージの飾り皿
・新着商品
→ リサ・ラーソン完全ガイド — 生涯・代表作・サインの見分け方