その唄声を聴けるのは、月齢3日の頃だけ。
月のベンチは、細すぎては折れてしまうし、
太りすぎては座れる場所がない。
唄声に魅せられた者は、次の三日月まで、
もう一度その声を聴くまで懸命に生きていく。
出会えるのは月に一度きり。
琥珀色の三日月に腰掛けて、今宵も唄人の調べが響き渡る。
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ご覧いただきありがとうございます。 Maria-no-te(マリアノテ)の逸原まりあです。
”物語のあるアクセサリー”「月の唄人-ルーナー」シリーズの第1章です。
三日月のときにだけ現れる、月の唄人「ルーナ」。
唄うときにいつも腰掛ける三日月ベンチを、耳飾りに仕上げました。
アクセサリーと併せてお楽しみください。
琥珀色の三日月。(ピアス・イヤリング)【月の唄人-ルーナー】
https://minne.com/items/10653426