照明花華2月号今回の記事は壁を照らす間接照明です。
間接照明とは光を壁や天井などに当てて光を反射させ空間を明るくするものですが、
日本の家庭では残念なことにあまり見られません。
明かりがふんわりとしていて、部屋全体を明るくすることがないので
あまり導入されないのかもしれませんが、
多くの方が憧れるインテリアのモデルには使われています。
例えば、ホテルやバー、カフェ等々です。
お部屋の雰囲気をよくするには無くてはならない物ですが、
あまり使われず、部屋の家具や小物で雰囲気を出そうとしているようです。
なぜ、ホテルのような落ち着く部屋ができないのか！！！
それは、照明を１個天井などから照らして終わりだからです。
ホテルにはたくさんの照明があります。
４つもしくは５つくらいあると思います。
フロアーライト、テーブルライト、ダウンライト、フットライト、ペンダントライトなどです。
それぞれの明るさは小さいですが何個かを併用して明るさを確保します。
または必要なところだけ明るくします。
そのようにして雰囲気を演出すると落ち着いた感じの部屋が出来上がります。
試して納得の照明テクニックです。
どうぞ、参考にして下さい。

2月号はこれで最後です。続きは3月号で・・・
照明花華

インテリアマガジン照明花華 2月号 ４ページ

インテリアマガジン照明花華２月号の２番目の記事は
ダイニングテーブルのライトセッティングです。
ダイニングテーブルの上に一灯のライトで
明るくするのは、テーブルの上の食事です。
それ以外はうっすらと明るいようにセッティングし
電球も主に下を明るくするものに変えます。
LED電球の箱を見ると光の広がり１２０°と
表記があるものが下向きです。
目安はテーブルからの高さが、70~80cmですが
その辺はその人の身長やお好みでいいと思います。
光の色もお好みですが、白っぽいものより
電球色の物の方が温かみが出ます。
こちらも箱の側面に記載があると思います。
電球色とあれば黄色っぽく
昼光色とあれば白っぽい物です。
明るさはテーブルの大きさや人数で違いますが
40または60型が良いと思います。
ルーメンの記載もありますが、慣れていないので
分かりづらい点があります。
家族が集まるだんらんの場所なら60型
ゆったりと食べるなら40型
ムードを出して食べたいなら25型でも良いと思います。
その場合は複数の照明を使ってお部屋に陰影を作るとより効果的です。
以上、今回はダイニングテーブルのライトセッティングでした。　

インテリアマガジン照明花華 2月号 ３ページ

こちらは、電球の明かりを低い位置で照らしたもの
立体感が出て見せたいものが際立っています。
一方、部屋の隅や椅子の足元など見なくていいところは
あまり明るくありません。また、全てのものに影ができて
立体感もあり表情があります。色も温かみがあり、ゆったりと
した雰囲気でくつろいだ様子です。
どちらが良いか、ではなく、お部屋の用途によって変わってきます
勉強や仕事をするには１ページの写真のような照明が良いかと思います。
リビングや寝室などリラックスしたい部屋にはこの写真の照明が
最適だと思います。


インテリアマガジン照明花華 2月号 ２ページ

照明花華　2月号の最初の記事は蛍光灯の明かりと
電球の明かりの違いを紹介します。
この写真は蛍光灯が天井に付いていてその明かり一つで部屋を
明るくしている写真です。全てのものが良く見えて全体的に
平均して明るい感じです。いろいろな小物等は平たい感じです。
影が少なく部屋の隅や椅子の下までよく見えます。
いろんなところに目が行き落ちているゴミまで見えそうです。
壁との距離感もわからず張り付いた感じです。
明るくて、仕事のオフィス見たいです。
そして、２ページの記事をご覧ください。

インテリアマガジン照明花華 2月号 １ページ

日本では伝統的に発達した照明があり、面発光のものが多いようです。
自然の光や、蝋燭の光等を和紙によって拡散させてぼんやりした
明かりを辺りに照らす感じです。
その明かりを低い位置で照らすと日本らしい明かりになります。
現代の日本のお部屋では明るさが求められているので
あまりに暗い時代劇に出てくるような明るさでは生活しづらいのが
事実ですが、そのままを再現する必要もなく落ち着く部屋になれば良いのです。
それで、いくつかの照明を使って明るさを確保します。
例えば、６０型のペンダントライト と２５型のテーブルライトを２つ
これで１１０型の電球の明かりになります。
というように、明かりを必要なところに置いて
明るさを足し算して行けば暗い部屋にはなりません。
それに、ライトをいくつか置くことで欲しい明かりを
欲しいところにだけつけることができ、光の演出度も上がります。
是非取り入れて欲しい、明かりの使い方です。

インテリアマガジン照明花華 3月号 ３ページ

北欧の照明が注目されることが多いのはなぜでしょうか。
優しい光を生活に調和させてゆったりとした空間を演出しているからでしょう。
それは、北欧の国の緯度と太陽の関係で光の感じが日本とはかなり異なるようです。
その為、部屋の空間全体を照らすほどの明るさは好まないようです。
ライト自体も電球が直接見えることは無く眩しさを感じないように工夫されています。
照明花華のライトも電球が見えないようにしていますので、同じような効果が期待できます。
電球の色も暖かさと安らぎを感じるオレンジ色が望ましく、
空間の中で物のシルエットが浮かび上がるようなセッティングがお勧めです。

インテリアマガジン照明花華 3月号 ２ページ

照明器具の中でもイタリアの照明は北欧の照明とは違い強い光を使うようです。
それは、イタリアという土地柄のためかもしれません。
照明もかなりデザインの効いたものが多く、基本的にシンボリック
あえて、強い光をひとつ当てて家具の影を作り明暗のはっきりした感じを作ります。
また、色もあまりオレンジにこだわらなくても良いようです。
光の当たる角度を工夫して光と影の演出を作ります。
そうすることで、いかにもイタリアの陽気な暮らしを想像できるお部屋を作ることができます。


インテリアマガジン照明花華 3月号 １ページ

私自身が、勝手にカメリアスタイルと名前をつけて呼んでいるのは、
最近製作しているカメリア（椿の花）のライトを作るときのこだわりです。
ごく一般の照明器具などでは、左右均等で縁も綺麗にカットされ整った形をしています。
それはデザインされた形でその様になっていると思います。
私が作りたいのは、もちろんデザインしますが自然の花の持つ美しさを表現したいと思っています。
左右均等で整っているものは一見きれいに見えますが、少しすると飽きてしまいます。
しかし、自然の中に咲いている花々は飽きるということはありません。
毎年、桜の花を見て飽きないのと同じです。
それで、私はそんな花々の照明器具を作りたいと思っています。
そんな、照明器具なら自然と部屋にもなじみ飽きないものになると思っているからです。
そして、花に命がある様に、このライトにも命を与えたいのです。
自然の中で雨風にさらされても美しく咲く椿の花の様に
現代の厳しい環境でもたくましく生きていく女性の姿をカメリアスタイルと私は呼んでいます。
その象徴として、私はカメリア（椿の花）のライトを創るのです。

カメリアスタイルとは

新しく作品を作る前には必ず次のことをします。
これは、とても大事な工程で自然に対する敬意でもあります。
花を分解してその作りを観察することです。
今回は、薔薇の花の観察です。
多くの自然のものはフィボナッチの数列で規則正しく並んでいます。
フィボナッチの数列とは１、１、２、３、５、８、１３、２１と無限につづく数列ですが
数が増えると黄金律の比率に近づきます。
私もこの数字を用いてデザインします。
難しいことはさておき、自然に見えるようにしています。
花は分解するとわかりますがシンプルなのにデザインが多様です。
直線はなく曲線と微妙なバランスで成り立っています。
自然界のものは全てこのバランスの上に生きています。
最近は、人間がバランスを壊して災害が増えていますが・・・・
再生を考えて作品作りに取り掛かるのがこれからの
生き方なのでしょう。
今回は、硬い文面でした。
でわ、でわ、また次回の記事にご期待ください。

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