刻を掛ければ振り向くと思っていた
暗闇に佇む悪魔は、紅い眼で手のひらに転がった指環を見つめる。
嵌まった石は、次第に彼女の愛した桜色から悪魔の棲む宵闇へと色を変え、2本の針が一片の桜を逃がさないよう閉じ籠める。これは刻を操る悪魔の刻印。彼女を縛る枷だ。
それでもお前は俺を見ない
染まっていく石に突然現れた淡緑色の輝き。小さな宝石のように固まったそれは、寄り添うように桜の傍らに留まる。その色はあの人間の色。結局、悪魔は負けたのだ。
やはり俺は一人きり
決め付けるのはまだ早いんじゃない?悪魔の癖に意外とお馬鹿さんね
完全に色を変えた筈の指環が、からかうように桜色に瞬いた。
∞❀~~~~~~~~~~~~~~~~~~~∞❀∞~~~~~~~~~~~~~~~~~~~❀∞
悪魔の道具をイメージした指環です。
桜の花びらと時計の針をレジンで封じ籠めました。花びらは本物の桜を使用しています。レジンを何層にも重ねているため立体感があり、水面を覗き込んでいるような神秘的な印象です。
リング台は蔦を絡ませたような細繊なデザインで、指環に絡めた鎖の先には、悪魔の眼をイメージした深紅のガラスビーズが揺れます。
光に翳すと土台の濃紺に加え、薄桃色と淡緑色のストーンや重ねた金色のグリッター、ビーズの紅が反射してとても綺麗です。
【サイズ等】
台座:約2cm
リング:フリーサイズ
材質:合金製
刻を超えて咲き誇る桜に魅き寄せられた三者の物語は、これにて終幕致します。
夢幻の桜はその美しい枝を揺らし、新たな紡ぎ手を待っています。
刻を掛ければ振り向くと思っていた
暗闇に佇む悪魔は、紅い眼で手のひらに転がった指環を見つめる。
嵌まった石は、次第に彼女の愛した桜色から悪魔の棲む宵闇へと色を変え、2本の針が一片の桜を逃がさないよう閉じ籠める。これは刻を操る悪魔の刻印。彼女を縛る枷だ。
それでもお前は俺を見ない
染まっていく石に突然現れた淡緑色の輝き。小さな宝石のように固まったそれは、寄り添うように桜の傍らに留まる。その色はあの人間の色。結局、悪魔は負けたのだ。
やはり俺は一人きり
決め付けるのはまだ早いんじゃない?悪魔の癖に意外とお馬鹿さんね
完全に色を変えた筈の指環が、からかうように桜色に瞬いた。
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悪魔の道具をイメージした指環です。
桜の花びらと時計の針をレジンで封じ籠めました。花びらは本物の桜を使用しています。レジンを何層にも重ねているため立体感があり、水面を覗き込んでいるような神秘的な印象です。
リング台は蔦を絡ませたような細繊なデザインで、指環に絡めた鎖の先には、悪魔の眼をイメージした深紅のガラスビーズが揺れます。
光に翳すと土台の濃紺に加え、薄桃色と淡緑色のストーンや重ねた金色のグリッター、ビーズの紅が反射してとても綺麗です。
【サイズ等】
台座:約2cm
リング:フリーサイズ
材質:合金製
刻を超えて咲き誇る桜に魅き寄せられた三者の物語は、これにて終幕致します。
夢幻の桜はその美しい枝を揺らし、新たな紡ぎ手を待っています。