作品説明
「ヤーパンスカン(Japanskan)」は、スウェーデン語で日本の女性を指す呼び名です。リサ・ラーソンは動物の像と並んで人物像を数多く手がけ、1958年にはアルファベット26文字にちなんだ少女像のABCガールズ(ABC-Flickor)を、1974年から75年にはユニセフの企画「世界の子どもたち(Children of the World)」で各地の衣装をまとった子どもの像を発表しました。子を背に負う大人という本品の主題も、その人物像の流れの上にあります。
こうした陶器の人物像は、スウェーデンの家庭で棚の上や窓辺に据えられ、花や写真と並べて飾られてきました。日本との行き来も早くからあり、リサ・ラーソンは1979年と1981年に西武百貨店で個展を開き、1981年の個展には延べ7万人が足を運んでいます。日本の女性を題にした像は、その近さをそのまま映した一作です。
造形は、子どもを背負う大人の姿を様式化してまとめたものです。本作は一点ごとに彩色が異なるため、同じ型枠の作品であっても同色はありません。藍色の着物と抱っこ紐のベージュのコントラストにメリハリがあるカラーパターンです。基部に近い裾のあたりは釉薬をかけず素地のまま残され、艶のある彩色面との境目がはっきり表れます。背負うという姿勢そのものが、像の輪郭を決めています。
釉薬をかけた艶の面と、土の素地をそのまま見せる面を組み合わせる扱いは、リサ・ラーソンが好んだ表現で、東洋の陶芸の美学に通じるものとして語られてきました。日本の女性を主題にした本品では、題材と仕上げが同じ方向を向いて重なります。
丸みのある塊で動物をとらえた作品群に対し、人物像では衣と姿勢が主役になります。少女を一体ずつ並べたABCガールズ、世界各地の子どもを並べた一群と見比べると、本品は親と子という二人の関係そのものを一体のかたちに収めた作品として際立ちます。
本品のバックスタンプ
■詳細スペック
・メーカー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・シリーズ名:Japanskan / ヤーパンスカン
・素材:陶器、部分的に釉薬仕上げ
・製造国:スウェーデン
・サイズ:横幅11.5cm 奥行き12cm 高さ28.5cm
コンディション:母親の着物の裾の端に2mmほどの白い点が見えますが、割れや欠けではなく、釉薬がかかっていない部分で製品の特徴です。
「ヤーパンスカン(Japanskan)」は、スウェーデン語で日本の女性を指す呼び名です。リサ・ラーソンは動物の像と並んで人物像を数多く手がけ、1958年にはアルファベット26文字にちなんだ少女像のABCガールズ(ABC-Flickor)を、1974年から75年にはユニセフの企画「世界の子どもたち(Children of the World)」で各地の衣装をまとった子どもの像を発表しました。子を背に負う大人という本品の主題も、その人物像の流れの上にあります。
こうした陶器の人物像は、スウェーデンの家庭で棚の上や窓辺に据えられ、花や写真と並べて飾られてきました。日本との行き来も早くからあり、リサ・ラーソンは1979年と1981年に西武百貨店で個展を開き、1981年の個展には延べ7万人が足を運んでいます。日本の女性を題にした像は、その近さをそのまま映した一作です。
造形は、子どもを背負う大人の姿を様式化してまとめたものです。本作は一点ごとに彩色が異なるため、同じ型枠の作品であっても同色はありません。藍色の着物と抱っこ紐のベージュのコントラストにメリハリがあるカラーパターンです。基部に近い裾のあたりは釉薬をかけず素地のまま残され、艶のある彩色面との境目がはっきり表れます。背負うという姿勢そのものが、像の輪郭を決めています。
釉薬をかけた艶の面と、土の素地をそのまま見せる面を組み合わせる扱いは、リサ・ラーソンが好んだ表現で、東洋の陶芸の美学に通じるものとして語られてきました。日本の女性を主題にした本品では、題材と仕上げが同じ方向を向いて重なります。
丸みのある塊で動物をとらえた作品群に対し、人物像では衣と姿勢が主役になります。少女を一体ずつ並べたABCガールズ、世界各地の子どもを並べた一群と見比べると、本品は親と子という二人の関係そのものを一体のかたちに収めた作品として際立ちます。
本品のバックスタンプ
■詳細スペック
・メーカー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・シリーズ名:Japanskan / ヤーパンスカン
・素材:陶器、部分的に釉薬仕上げ
・製造国:スウェーデン
・サイズ:横幅11.5cm 奥行き12cm 高さ28.5cm
コンディション:母親の着物の裾の端に2mmほどの白い点が見えますが、割れや欠けではなく、釉薬がかかっていない部分で製品の特徴です。