作品説明
リサ・ラーソン(Lisa Larson)がデザインした男の子、ラッセ(Lasse)です。ボーダーのシャツの上に霜降りのグレーの上着を羽織り、右手に旅行かばんを提げて立っています。高さ18.5cm、両手で抱えるほどの大きさがあります。
顔と手、そして髪には釉薬がかかっておらず、赤みのある素地の色がそのまま肌と髪になっています。髪は細い刻線で毛の流れが彫り込まれ、目は小さな黒い点、鼻と口はごく浅い凹凸だけで示されています。表情はほとんど描き込まれていないのに、正面から見ると心細そうに、斜めから見ると意を決したように見えます。子どもを造形するときのリサ・ラーソンは、いつもこの説明しすぎないやり方をとります。
いっぽう衣服には釉薬がかけられ、白と濃灰がまだらに混ざり合う霜降りの調子に焼き上がっています。上着の前立てと袖口では釉薬が薄く流れて素地が透け、厚くたまった襟元と裾は濃く沈みます。かばんは黄土色で、角の部分だけ釉薬が薄れて土の色が出ています。靴は黒く塗り分けられています。彩度を抑えた全体のなかで、シャツのブルーのボーダーだけが明るく残ります。
底面は無釉の素地のままで、焼成時に空気を逃がすための穴が開いています。サインや刻印は入っていません。リサ・ラーソンの作品でサインのないものをどう見るかは、末尾の完全ガイドにまとめています。
Kスタジオ(Keramikstudion Gustavsberg)が紹介しているラッセは、青い上着に青いズボンという装いです。本作は上着もズボンも霜降りのグレーで、装飾の異なる版にあたります。同じ型でも、まとう色が変わると印象は大きく変わります。青のラッセが晴れた朝の旅立ちなら、こちらは曇り空の下の出発です。買い付けの現場で見かけるラッセもほとんどが青で、グレーが出てくることはめったにありません。
そのラッセは現在、Kスタジオの製品ラインアップから外れています。同工房のカタログでは、同じ組に並ぶ4歳(Fyra år)と男子生徒(Skolgosse)がいずれも寸法と写真を伴って紹介されているのに対し、ラッセは名前が残るだけで、寸法も写真も掲載されていません。新品として買える窓口も見当たらない廃盤品です。
Kスタジオ — リサ・ラーソンが立ち返った場所
Kスタジオ(Keramikstudion:ケラミックストゥディオン)は、リサ・ラーソンが1992年にグスタフスベリの地で共同設立した陶芸工房です。1980年にグスタフスベリを退社してから12年、フリーランスとして各国の企業と仕事をしてきたリサが、原点であるグスタフスベリの窯に立ち返る形で立ち上げました。
Kスタジオでは、グスタフスベリ時代の名作を作り続ける一方、リサ自身の新作やユニークピース(一点物)も生まれています。量産工場ではなく少人数の職人による工房で、一体ずつ手作業で成形・絵付け・焼成されます。だからこそ同じ型から生まれた作品でも、釉薬の流れ方やまだらの出方はひとつずつ違います。
■詳細スペック
・メーカー:Keramikstudion Gustavsberg / グスタフスベリ Kスタジオ
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・作品名:Lasse / ラッセ
・年代:1990年代以降(Kスタジオ制作)
・製造国:スウェーデン
・素材:部分施釉の炻器(ストーンウェア)
・サイズ:横幅11.5cm 奥行き9.5cm 高さ18.5cm
・生産状況:Kスタジオの現行ラインアップから外れた廃盤品
コンディション:割れ、欠け、ひび、釉薬の剥がれはなく、製造時のコンディションをそのまま留めた完品です。無釉の顔と手は光を吸うマットな質感で、汚れの沈着もありません。底面の穴は焼成のために設けられたもので、傷ではありません。
リサ・ラーソン(Lisa Larson)がデザインした男の子、ラッセ(Lasse)です。ボーダーのシャツの上に霜降りのグレーの上着を羽織り、右手に旅行かばんを提げて立っています。高さ18.5cm、両手で抱えるほどの大きさがあります。
顔と手、そして髪には釉薬がかかっておらず、赤みのある素地の色がそのまま肌と髪になっています。髪は細い刻線で毛の流れが彫り込まれ、目は小さな黒い点、鼻と口はごく浅い凹凸だけで示されています。表情はほとんど描き込まれていないのに、正面から見ると心細そうに、斜めから見ると意を決したように見えます。子どもを造形するときのリサ・ラーソンは、いつもこの説明しすぎないやり方をとります。
いっぽう衣服には釉薬がかけられ、白と濃灰がまだらに混ざり合う霜降りの調子に焼き上がっています。上着の前立てと袖口では釉薬が薄く流れて素地が透け、厚くたまった襟元と裾は濃く沈みます。かばんは黄土色で、角の部分だけ釉薬が薄れて土の色が出ています。靴は黒く塗り分けられています。彩度を抑えた全体のなかで、シャツのブルーのボーダーだけが明るく残ります。
底面は無釉の素地のままで、焼成時に空気を逃がすための穴が開いています。サインや刻印は入っていません。リサ・ラーソンの作品でサインのないものをどう見るかは、末尾の完全ガイドにまとめています。
Kスタジオ(Keramikstudion Gustavsberg)が紹介しているラッセは、青い上着に青いズボンという装いです。本作は上着もズボンも霜降りのグレーで、装飾の異なる版にあたります。同じ型でも、まとう色が変わると印象は大きく変わります。青のラッセが晴れた朝の旅立ちなら、こちらは曇り空の下の出発です。買い付けの現場で見かけるラッセもほとんどが青で、グレーが出てくることはめったにありません。
そのラッセは現在、Kスタジオの製品ラインアップから外れています。同工房のカタログでは、同じ組に並ぶ4歳(Fyra år)と男子生徒(Skolgosse)がいずれも寸法と写真を伴って紹介されているのに対し、ラッセは名前が残るだけで、寸法も写真も掲載されていません。新品として買える窓口も見当たらない廃盤品です。
Kスタジオ — リサ・ラーソンが立ち返った場所
Kスタジオ(Keramikstudion:ケラミックストゥディオン)は、リサ・ラーソンが1992年にグスタフスベリの地で共同設立した陶芸工房です。1980年にグスタフスベリを退社してから12年、フリーランスとして各国の企業と仕事をしてきたリサが、原点であるグスタフスベリの窯に立ち返る形で立ち上げました。
Kスタジオでは、グスタフスベリ時代の名作を作り続ける一方、リサ自身の新作やユニークピース(一点物)も生まれています。量産工場ではなく少人数の職人による工房で、一体ずつ手作業で成形・絵付け・焼成されます。だからこそ同じ型から生まれた作品でも、釉薬の流れ方やまだらの出方はひとつずつ違います。
■詳細スペック
・メーカー:Keramikstudion Gustavsberg / グスタフスベリ Kスタジオ
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・作品名:Lasse / ラッセ
・年代:1990年代以降(Kスタジオ制作)
・製造国:スウェーデン
・素材:部分施釉の炻器(ストーンウェア)
・サイズ:横幅11.5cm 奥行き9.5cm 高さ18.5cm
・生産状況:Kスタジオの現行ラインアップから外れた廃盤品
コンディション:割れ、欠け、ひび、釉薬の剥がれはなく、製造時のコンディションをそのまま留めた完品です。無釉の顔と手は光を吸うマットな質感で、汚れの沈着もありません。底面の穴は焼成のために設けられたもので、傷ではありません。