作品説明
サボニア(Savonia)は、フィンランドのハックマン(Hackman)が1968年に発売したステンレスカトラリーのシリーズです。設計はドイツ生まれのデザイナー、アドルフ・バベル(Adolf Babel、1934–2008)で、1967年に設計されました。シリーズ名は、このカトラリーが生まれたサルサコスキ(Sorsakoski)工場のあるサボ(Savo)地方にちなみます。飾りのない平たい柄は先へ向かってゆるやかに幅を広げてから丸く収まり、匙や歯へ続く首は細く絞られています。フィンランドで史上最も売れたカトラリーシリーズとされ、1998年までに1億本以上が販売されました。
本品はディナーナイフです。柄は断面の丸い紡錘形で、手のなかで自然に転がらない重みがあります。刃は先端が丸く、細かな波刃で、肉料理の主菜から日常の食事までディナーフォークと対でお使いいただけます。刃には「HACKMAN FINLAND STAINLESS」の刻印が入ります。
サルサコスキ工場でのカトラリー製造は2001年に終了し、以降のサボニアはフィンランド国外で生産されています。本品は、フィンランド国内で作られていた時代の作品です。
1970年前後のフィンランドの台所
1970年のフィンランドの台所(フォルカー・フォン・ボニン(Volker von Bonin)撮影、フィンランド遺産庁(Museovirasto)歴史写真コレクション所蔵、CC BY 4.0)
写真は1970年に撮影されたフィンランドの台所です。白い収納扉とステンレスの流し台、赤いやかん、白木の椅子に縞の織物。1960年代の終わりから70年代にかけて、フィンランドの家庭はこうした簡素で機能的な暮らしへ変わっていきました。サボニアはまさにこの時期に生まれ、磨く手間のいらないステンレスの食卓道具として、ごく普通の家庭の引き出しに収まっていきました。
ハックマン(Hackman) — 1790年に始まるフィンランドの金属食器の名門
1945年5月、ハックマンの製品展示(オツソ・ピエティネン(Otso Pietinen)撮影、フィンランド遺産庁(Museovirasto)歴史写真コレクション所蔵、CC BY 4.0)
ハックマンは1790年、ブレーメン出身の商人ヨハン・フリードリヒ・ハックマン(Johan Friedrich Hackman)がヴィープリ(Viipuri)に興した商会に始まります。カトラリーの製造は1876年に始まり、1891年にはサボ地方のサルサコスキに工場を構え、1924年からはステンレス製のカトラリーを手がけました。写真はヨーロッパで戦争が終わった直後、1945年5月の製品展示で、ナイフやスプーン、フォークから鍋やバケツまで、当時のハックマンの金属製品が一堂に並んでいます。
アドルフ・バベルは1960年代初めにフィンランドへ渡り、サルサコスキのカトラリー工場に実習生として入りました。彼が1967年に設計したサボニアは翌年から生産に入り、鋼板から打ち抜いた素材を成形する方法で大量に作られていきます。ハックマンのブランドは2004年にイッタラ・グループの一員となり、2007年からはフィスカース(Fiskars)の傘下に移って、サボニアは今も現行品として作り続けられています。本品はその源流にあたる、2001年までのフィンランド製の時代のものです。
ARABIAやイッタラのヴィンテージ食器との相性もよく、一本から気軽に取り入れていただけます。
■詳細スペック
・メーカー:Hackman / ハックマン
・デザイナー:Adolf Babel / アドルフ・バベル
・シリーズ名:Savonia / サボニア
・種類:ディナーナイフ 19.5cm
・素材:ステンレススチール
・年代:1968〜2001年
・製造国:フィンランド
・サイズ:全長 19.5cm
※価格は1本あたりの金額です。複数本をご希望の場合は数量を変更してください。
コンディション:実用に伴う使用感やスレが全体に見られるヴィンテージ品です。ステンレスの面には細かな線傷とくもりがあります。本品は複数在庫です。在庫品はいずれも同程度のコンディションです。
サボニア(Savonia)は、フィンランドのハックマン(Hackman)が1968年に発売したステンレスカトラリーのシリーズです。設計はドイツ生まれのデザイナー、アドルフ・バベル(Adolf Babel、1934–2008)で、1967年に設計されました。シリーズ名は、このカトラリーが生まれたサルサコスキ(Sorsakoski)工場のあるサボ(Savo)地方にちなみます。飾りのない平たい柄は先へ向かってゆるやかに幅を広げてから丸く収まり、匙や歯へ続く首は細く絞られています。フィンランドで史上最も売れたカトラリーシリーズとされ、1998年までに1億本以上が販売されました。
本品はディナーナイフです。柄は断面の丸い紡錘形で、手のなかで自然に転がらない重みがあります。刃は先端が丸く、細かな波刃で、肉料理の主菜から日常の食事までディナーフォークと対でお使いいただけます。刃には「HACKMAN FINLAND STAINLESS」の刻印が入ります。
サルサコスキ工場でのカトラリー製造は2001年に終了し、以降のサボニアはフィンランド国外で生産されています。本品は、フィンランド国内で作られていた時代の作品です。
1970年前後のフィンランドの台所
1970年のフィンランドの台所(フォルカー・フォン・ボニン(Volker von Bonin)撮影、フィンランド遺産庁(Museovirasto)歴史写真コレクション所蔵、CC BY 4.0)
写真は1970年に撮影されたフィンランドの台所です。白い収納扉とステンレスの流し台、赤いやかん、白木の椅子に縞の織物。1960年代の終わりから70年代にかけて、フィンランドの家庭はこうした簡素で機能的な暮らしへ変わっていきました。サボニアはまさにこの時期に生まれ、磨く手間のいらないステンレスの食卓道具として、ごく普通の家庭の引き出しに収まっていきました。
ハックマン(Hackman) — 1790年に始まるフィンランドの金属食器の名門
1945年5月、ハックマンの製品展示(オツソ・ピエティネン(Otso Pietinen)撮影、フィンランド遺産庁(Museovirasto)歴史写真コレクション所蔵、CC BY 4.0)
ハックマンは1790年、ブレーメン出身の商人ヨハン・フリードリヒ・ハックマン(Johan Friedrich Hackman)がヴィープリ(Viipuri)に興した商会に始まります。カトラリーの製造は1876年に始まり、1891年にはサボ地方のサルサコスキに工場を構え、1924年からはステンレス製のカトラリーを手がけました。写真はヨーロッパで戦争が終わった直後、1945年5月の製品展示で、ナイフやスプーン、フォークから鍋やバケツまで、当時のハックマンの金属製品が一堂に並んでいます。
アドルフ・バベルは1960年代初めにフィンランドへ渡り、サルサコスキのカトラリー工場に実習生として入りました。彼が1967年に設計したサボニアは翌年から生産に入り、鋼板から打ち抜いた素材を成形する方法で大量に作られていきます。ハックマンのブランドは2004年にイッタラ・グループの一員となり、2007年からはフィスカース(Fiskars)の傘下に移って、サボニアは今も現行品として作り続けられています。本品はその源流にあたる、2001年までのフィンランド製の時代のものです。
ARABIAやイッタラのヴィンテージ食器との相性もよく、一本から気軽に取り入れていただけます。
■詳細スペック
・メーカー:Hackman / ハックマン
・デザイナー:Adolf Babel / アドルフ・バベル
・シリーズ名:Savonia / サボニア
・種類:ディナーナイフ 19.5cm
・素材:ステンレススチール
・年代:1968〜2001年
・製造国:フィンランド
・サイズ:全長 19.5cm
※価格は1本あたりの金額です。複数本をご希望の場合は数量を変更してください。
コンディション:実用に伴う使用感やスレが全体に見られるヴィンテージ品です。ステンレスの面には細かな線傷とくもりがあります。本品は複数在庫です。在庫品はいずれも同程度のコンディションです。