▪▫❑⧉◻︎ 商品説明 ◻︎⧉❑▫▪
小さな刺繍を可愛いブローチにしました。
古いドングリのイヤリングを崩し、栗鼠のクロスステッチを施したくるみボタンのブローチに飾りました。
▪▫❑⧉◻︎ 内容 ◻︎⧉❑▫▪
・クロスステッチのくるみボタンブローチ
・下記記載、噺の続き
▪▫❑⧉◻︎ 噺 ◻︎⧉❑▫▪
「あ!…あぁ、こんな時に!」
キラリとアズライトの作業台から落ちる光。アズライトは慌てて光の行き先を探し、足元を必死に探し回るが…どうやら見失った様だ。アズライトは頭を抱えた。
「何でよりによって、1番大事な歯車を落としてしまったんだ…あれがないとこの装置は動かないのに…!」
苛立つ心を宥めようと窓の外に目線を移す。外の世界は色めき立ち、赤と黄色の木の葉が風に舞う。緩やかに落ちゆく冬に向けて、小さな栗鼠がせっせと実りを寝床へと運んでいるのが見えた。
しかし、欲張りすぎたのだろうか?大事に抱えていたドングリが、巣に入る前に手から滑り落ちた。慌てた様子で栗鼠は落としたドングリを探しているが、見つかる様子がない。
「…ぷっ、あはは」
ドングリはフカフカに伸びた尻尾の毛に引っかかって、焦る栗鼠の後ろでプラプラと揺れている。その姿がイヤに滑稽で、思わずアズライトは笑いだした。
「ただいまー…アズライト?膝に歯車乗っけて何してるの?」
同居人のフォースギアが帰ってきてようだ。フォースギアはアズライトの作業用エプロンに引っかかっていた小さな歯車を指さしている。
「あ、あぁ…おかえり」
栗鼠を笑った自分が恥ずかしくなり赤くなる顔を、フォースギアに悟られないよう、アズライトは顔を背けた。
▪▫❑⧉◻︎ 商品説明 ◻︎⧉❑▫▪
小さな刺繍を可愛いブローチにしました。
古いドングリのイヤリングを崩し、栗鼠のクロスステッチを施したくるみボタンのブローチに飾りました。
▪▫❑⧉◻︎ 内容 ◻︎⧉❑▫▪
・クロスステッチのくるみボタンブローチ
・下記記載、噺の続き
▪▫❑⧉◻︎ 噺 ◻︎⧉❑▫▪
「あ!…あぁ、こんな時に!」
キラリとアズライトの作業台から落ちる光。アズライトは慌てて光の行き先を探し、足元を必死に探し回るが…どうやら見失った様だ。アズライトは頭を抱えた。
「何でよりによって、1番大事な歯車を落としてしまったんだ…あれがないとこの装置は動かないのに…!」
苛立つ心を宥めようと窓の外に目線を移す。外の世界は色めき立ち、赤と黄色の木の葉が風に舞う。緩やかに落ちゆく冬に向けて、小さな栗鼠がせっせと実りを寝床へと運んでいるのが見えた。
しかし、欲張りすぎたのだろうか?大事に抱えていたドングリが、巣に入る前に手から滑り落ちた。慌てた様子で栗鼠は落としたドングリを探しているが、見つかる様子がない。
「…ぷっ、あはは」
ドングリはフカフカに伸びた尻尾の毛に引っかかって、焦る栗鼠の後ろでプラプラと揺れている。その姿がイヤに滑稽で、思わずアズライトは笑いだした。
「ただいまー…アズライト?膝に歯車乗っけて何してるの?」
同居人のフォースギアが帰ってきてようだ。フォースギアはアズライトの作業用エプロンに引っかかっていた小さな歯車を指さしている。
「あ、あぁ…おかえり」
栗鼠を笑った自分が恥ずかしくなり赤くなる顔を、フォースギアに悟られないよう、アズライトは顔を背けた。