▪▫❑⧉◻︎ 商品説明 ◻︎⧉❑▫▪
蛍石をデザートのようにドームに閉じ込めました。
コロンと掌で包み込めるサイズ感の小さな標本です。
▪▫❑⧉◻︎ 内容 ◻︎⧉❑▫▪
・写真の石入りドーム
・下記記載、噺の続き
▪▫❑⧉◻︎ 噺 ◻︎⧉❑▫▪
「森の魔女ですか?残念ながら今はいませんよ。…というか、いつも鉱石を探して飛び回ってるのでだいたい居ません。フォースギアはそういう奴なんです」
魔女の家に住む歯車職人のアズライトは不機嫌に答えた。
「貴方もあの人に用事があってわざわざ来てくれたというのに…本当に申し訳ないです」
ため息をつきながら、彼は紅茶を差し出した。そしてもうひとつ、ガラスのケーキドームを机に置く。中には小さな皿に溢れんばかりの大きな緑の結晶が盛り付けられた。
「ふふ、彼女のとっておきです。帰って食べるつもりだったんでしょうが…いえ、遠慮しないでください。毎度留守にするあの人が悪いんです。僕もちょうど小腹がすいていたんですよ」
意地悪く微笑みながら、アズライトはフォークを差し出した。
▪▫❑⧉◻︎ 商品説明 ◻︎⧉❑▫▪
蛍石をデザートのようにドームに閉じ込めました。
コロンと掌で包み込めるサイズ感の小さな標本です。
▪▫❑⧉◻︎ 内容 ◻︎⧉❑▫▪
・写真の石入りドーム
・下記記載、噺の続き
▪▫❑⧉◻︎ 噺 ◻︎⧉❑▫▪
「森の魔女ですか?残念ながら今はいませんよ。…というか、いつも鉱石を探して飛び回ってるのでだいたい居ません。フォースギアはそういう奴なんです」
魔女の家に住む歯車職人のアズライトは不機嫌に答えた。
「貴方もあの人に用事があってわざわざ来てくれたというのに…本当に申し訳ないです」
ため息をつきながら、彼は紅茶を差し出した。そしてもうひとつ、ガラスのケーキドームを机に置く。中には小さな皿に溢れんばかりの大きな緑の結晶が盛り付けられた。
「ふふ、彼女のとっておきです。帰って食べるつもりだったんでしょうが…いえ、遠慮しないでください。毎度留守にするあの人が悪いんです。僕もちょうど小腹がすいていたんですよ」
意地悪く微笑みながら、アズライトはフォークを差し出した。