【とある吟遊詩人の手記】
西方の大陸にかつて、一代で凄まじい栄華を極めた貴族がいた。
カストラ・ロ・ジーク侯爵とその一族である。
永遠が約束されているかのように思えたその繁栄だが、
公爵令息エルフィンの世話役として召し抱えられた一人の下男によって、滅びの一途を辿ることになる。
酷薄で、残忍で、無残で、哀哭に満ちた彼らの歴史の真実は、
生死の確認が成されなかったエルフィンと下男の行方とともに闇に葬られた。
ジーク家の遺産は多くが盗賊によって持ち去られて亡失したが、
公爵夫人コリエデと令嬢リセリナのために作られた地下クローゼットは比較的無事であり、
そこに遺されていた宝飾品等は法的権力の及ばない闇オークションに出品されたという。
ただ…
それらの遺産を手にした者たちが次々に謎の死や失踪を遂げているという話も、
風の噂で聞こえてくるのだが。
#ユヴェルの神話
【とある吟遊詩人の手記】
西方の大陸にかつて、一代で凄まじい栄華を極めた貴族がいた。
カストラ・ロ・ジーク侯爵とその一族である。
永遠が約束されているかのように思えたその繁栄だが、
公爵令息エルフィンの世話役として召し抱えられた一人の下男によって、滅びの一途を辿ることになる。
酷薄で、残忍で、無残で、哀哭に満ちた彼らの歴史の真実は、
生死の確認が成されなかったエルフィンと下男の行方とともに闇に葬られた。
ジーク家の遺産は多くが盗賊によって持ち去られて亡失したが、
公爵夫人コリエデと令嬢リセリナのために作られた地下クローゼットは比較的無事であり、
そこに遺されていた宝飾品等は法的権力の及ばない闇オークションに出品されたという。
ただ…
それらの遺産を手にした者たちが次々に謎の死や失踪を遂げているという話も、
風の噂で聞こえてくるのだが。
#ユヴェルの神話