【とある吟遊詩人の手記】
星読み、または星語りと呼ばれるユフ族は、星の動きと共に移動を続ける移民である。
血筋を重んじる少数民族で「世界を二周しても巡り会えない」と言われるほど目撃情報が少なく、
半ば伝説のように語られる存在であった。
ある夜、ユフ族のナザタは星達のざわめく声を聞いた。
色めき立つような歓喜にも似たその声で、もうすぐ極夜が訪れることを知った。
朝のない世界が何日も続く極夜は、星々の饗宴の舞台となる。
ナザタは極夜を待った。
そして見たのだ。
夜の神セヴィオソーと星の精霊たちの輪舞曲を。
宴は続いた。降り注ぐ歓声は鳴り止まない。
ナザタの瞳には、揺らめく炎のように明滅する夜空が、幻燈のように映し出されていた。
#ユヴェルの神話
【とある吟遊詩人の手記】
星読み、または星語りと呼ばれるユフ族は、星の動きと共に移動を続ける移民である。
血筋を重んじる少数民族で「世界を二周しても巡り会えない」と言われるほど目撃情報が少なく、
半ば伝説のように語られる存在であった。
ある夜、ユフ族のナザタは星達のざわめく声を聞いた。
色めき立つような歓喜にも似たその声で、もうすぐ極夜が訪れることを知った。
朝のない世界が何日も続く極夜は、星々の饗宴の舞台となる。
ナザタは極夜を待った。
そして見たのだ。
夜の神セヴィオソーと星の精霊たちの輪舞曲を。
宴は続いた。降り注ぐ歓声は鳴り止まない。
ナザタの瞳には、揺らめく炎のように明滅する夜空が、幻燈のように映し出されていた。
#ユヴェルの神話