【とある吟遊詩人の手記】
ファンベルク国立魔術学校は、世界有数の魔術学校である。
国内でも厳選された知力の精鋭…所謂「天才」のみが入学を許される、魔術学の最高峰に位置する学校だ。
名誉校長のヴィンツェンツ・ファンベルク魔法省統括大臣により才覚を認められたものにのみ、
卒業の証としてこのオーブが手渡される。
元々は無色透明のこのオーブは、卒業生の手に渡ると同時にその者の特性に合わせてそれぞれの色を保有する。
過去にたった一人、無数の色彩に溢れたオーブを手にした者がいたという。
盲目であったその稀代の秀才は言った。
「私のオーブは何色でしょうか」
「その、なんと言ったらいいか。こんなに鮮やかで多彩なオーブは初めてだ」
「そうでしょう。色を知らない私の目蓋の裏には、無限の色彩が広がっているのです」
#ユヴェルの神話
【とある吟遊詩人の手記】
ファンベルク国立魔術学校は、世界有数の魔術学校である。
国内でも厳選された知力の精鋭…所謂「天才」のみが入学を許される、魔術学の最高峰に位置する学校だ。
名誉校長のヴィンツェンツ・ファンベルク魔法省統括大臣により才覚を認められたものにのみ、
卒業の証としてこのオーブが手渡される。
元々は無色透明のこのオーブは、卒業生の手に渡ると同時にその者の特性に合わせてそれぞれの色を保有する。
過去にたった一人、無数の色彩に溢れたオーブを手にした者がいたという。
盲目であったその稀代の秀才は言った。
「私のオーブは何色でしょうか」
「その、なんと言ったらいいか。こんなに鮮やかで多彩なオーブは初めてだ」
「そうでしょう。色を知らない私の目蓋の裏には、無限の色彩が広がっているのです」
#ユヴェルの神話