ご覧いただきありがとうございます。
二股の猫月夜丸です。大好きなひとにすりすりしてご機嫌なところです。よろしければ、以下の物語を読んでみてください。月夜丸が二股の猫になった理由は別に出品している「月夜丸でござる。」に書いてあります。
素敵なご縁をお待ちしています。
月夜丸の物語2
月夜丸の大好きなさよ姫に新しい縁談がきました。ある藩のお殿様です。
「姫、お会いなされませ。拙者が姫にふさわしいお方か見極めてさしあげます」
月夜丸がすすめるので、さよ姫は相手のお殿様に会ってみることにしました。
当日。お城にやってきた相手のお殿様は、優しく誠実な方でした。ふと気づけば、少し離れて見守ってくれていたはずの月夜丸がいなくなっています。さよ姫が探しにいくと、月夜丸は庭の隅でしょんぼりしていました。
「月夜丸、どうしたのです?」
さよ姫が声をかけると、月夜丸は慌てて顔をあげました。
「姫、お見合いはどうなされたのです?」
「もう終わりましたよ。お断りしました」
「断った? しかしとても良い方のようでしたが……」
「良い方がそのまま結婚したい方というわけではありませんよ」
月夜丸は驚いた様子でしたが、そのうち嬉しそうになって、
「そうでございましたか。姫がおいやなら仕方がありませぬ」
さよ姫の脚にすりすりと体を擦りつけました。
「仕方のない月夜丸」
さよ姫は微笑んで、月夜丸を撫ぜました。月夜丸はしばらくそうして、大好きな姫に甘えていました。(終)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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二股の猫月夜丸です。大好きなひとにすりすりしてご機嫌なところです。よろしければ、以下の物語を読んでみてください。月夜丸が二股の猫になった理由は別に出品している「月夜丸でござる。」に書いてあります。
素敵なご縁をお待ちしています。
月夜丸の物語2
月夜丸の大好きなさよ姫に新しい縁談がきました。ある藩のお殿様です。
「姫、お会いなされませ。拙者が姫にふさわしいお方か見極めてさしあげます」
月夜丸がすすめるので、さよ姫は相手のお殿様に会ってみることにしました。
当日。お城にやってきた相手のお殿様は、優しく誠実な方でした。ふと気づけば、少し離れて見守ってくれていたはずの月夜丸がいなくなっています。さよ姫が探しにいくと、月夜丸は庭の隅でしょんぼりしていました。
「月夜丸、どうしたのです?」
さよ姫が声をかけると、月夜丸は慌てて顔をあげました。
「姫、お見合いはどうなされたのです?」
「もう終わりましたよ。お断りしました」
「断った? しかしとても良い方のようでしたが……」
「良い方がそのまま結婚したい方というわけではありませんよ」
月夜丸は驚いた様子でしたが、そのうち嬉しそうになって、
「そうでございましたか。姫がおいやなら仕方がありませぬ」
さよ姫の脚にすりすりと体を擦りつけました。
「仕方のない月夜丸」
さよ姫は微笑んで、月夜丸を撫ぜました。月夜丸はしばらくそうして、大好きな姫に甘えていました。(終)
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