店主とーこです。こんにちは。
梅雨明けが待ち遠しいですね!
みなさまお元気ですか。
わたくし、気が早いので( *´艸`)秋口に向けて
「正絹の長襦袢をあつらえよう」と思っていました。
生地から選んで、融通の利く袖丈にして…ルンルン…♪
けれど、、、止めました。そのときのお話を
↓ ↓ ↓聞いてください~ ↓ ↓ ↓
その日、地元では老舗と呼ばれる呉服店を訪れると、
老主人は、私が持っていた帯バッグをひと目見て
『それが(果たして)帯なんですか?』と冷ややかにのたまいました💦
さらには、『正絹の肌触りが大好きなので、思い切って』
と話しかけた私に、2度も
化繊の長襦袢(二重価格)を示して、
『あなただけに特別価格!』
とも(苦笑)・・・そりゃ化繊が便利ですけどね!?
ああ・・・【ニーズの把握ゼロ】
どんな着物をどんな風に着るための長襦袢なのか【掘り下げゼロ】。
わたしの着物に対するスタンスを何も確かめず、
足もとを見て、お店の都合で
「ただ・売りたいものを・売りたい」のです。
ふと見れば、隣では若いお嬢さんが、けたたましい色柄の振袖を着せかけられチヤホヤされています。
私はすべてを悟りました・・・
結果、内金だけを入れる羽目になりましたが、
敢えてその日は採寸をしなかったので、
明日あらためてキャンセルのご連絡をしたいと思います。
方や、先日出逢った別の老舗呉服店のオーナー様は私に、
『帯や着物が、日常から縁遠くなったのは、われわれ呉服店の責任も重いんです』
と、ぽつりとひと言おっしゃいました。
そのひと言を聞いて、私は胸が熱くなりました。
着物も帯も、「たいせつに・愛でて・着て」
楽しみながら使うのがイチバン!
そのための取り組みの、いちばん外れのほうに、
私たちの「帯BAG」が ちょこんと居られればシアワセです✨
うまく言えませんが、皆様、これからも
小梅や[Touko’s Gallery]をよろしくお願いいたします。
~季節柄、だいぶ蒸してきましたので、みなさま、お身体ご自愛くださいね~
店主・とーこ