かぼちゃのくまさんのやさしい夜🎃

かぼちゃのくまさんのやさしい夜🎃

公開
こんぺいとうの森にも、そろそろ秋の風がそよぎはじめました。 森の小さな家々では、ハロウィンパーティーの飾り付けがひと段落。 外はしんと静まり、オレンジ色の葉がふわりと舞っています。 そのとき… トントントンと、 やさしく扉をたたく音がしました。 扉をそっと開けると、そこに立っていたのは 淡いオレンジ色のかぼちゃをちょこんとのせた、かぼちゃのくまさん。 「みんな、ひさしぶり!」 去年のハロウィンが終わってから、かぼちゃのくまさんは 少し離れた街や村を旅していたのです。 ハロウィンの夜を彩る、とっておきのお菓子を探すために——。 「わたあめ村では、ふわふわのコットンキャンディー。 こはくとうの街では、きらきら光る宝石みたいなお菓子も見つけたよ。」 くまさんたちの目が、ぱぁっと輝きます。 「これで、今年のハロウィンもすてきになるね!」 甘い香りがふんわりと広がる中、 くまさんたちは旅のお話に耳をかたむけながら、 やさしくあたたかな夜を過ごしました。 https://minne.com/items/43634805

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くまさんの相棒ʕ•ᴥ•ʔ

クマモリ
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