朝から暑い近年の夏。そこに爽やかな涼風のように足元で咲いているのがツユクサです。
ラピスラズリのような鮮やかな青。花弁の美しさが際立ちます。昼前には萎んでしまうので、早朝に見かけた時は「早起きして良かった」と心から思います^_^
青い花弁とともに印象的なのが雄しべです。まず、花弁の側に、まるで花の中に花が咲いているような雄しべが3つ。そこから1本伸びてその先に「人」ような雄しべが1つ。そして、左右にスラリと伸びた雄しべが2つあります。いずれも受粉能力があるそうで、いろいろな虫に花粉を運んでもらう工夫なのだと思います。
花弁と雄しべの美しさは、描くときの大きなポイントになります。特に雄しべを丁寧に描かないと、ツユクサのかたちになってくれません。「神は細部に宿る」と言いますが、ツユクサの造形は、まさに細部までよくできていて、美しいです。
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