秋の七草の一つ。お月見のお飾り。ススキは、秋の風景として、これ以上欠かせない植物です。
また、茎を茅葺き屋根の材料にしたり、穂でフクロウを作ったり、生活に密着した植物でもありました。今では、旺盛な繁殖力と鋭い葉のせいで、厄介者扱いされることも増えてますね。ウチは横浜の住宅街ですが、年々、個人的な「ススキの名所」が減っています。仕方ないですね^^;
子供の頃、虫取りに夢中になっていました。春はチョウ、夏はカブトムシとクワガタ、そして秋はカマキリとバッタです。秋、虫たちを追い求め、空き地の草原へ毎日のように踏み入っていきます。
その時、立ちはだかるのがススキです。背丈ほどあるススキを掻き分けると、手や足にスパッと切り傷が。その時はさほど痛くないので、構うものかと虫を追います。その頃はオオカマキリなどもたくさんいました。楽しくして仕方ありません^ ^
日が暮れ、家に帰り、お風呂に入る。
この時にススキで切った傷が痛みます。お湯も石鹸も、それはもう染みる>_<
今思えば、これは罰だったのかもしれません。何も考えずに虫を捕まえて無駄にしてしまう。そんな事はダメだよと、自然は教えてくれたのでしょう。でも当時の私はそんな事は歯牙にもかけず、翌日また、ススキの野原へ出かけて行くのです。
今でもススキを見ると、ちょっと特別な感情を覚えます。青空に向かって伸びるススキの穂が、陽に照らされてキラキラ光るのは、本当に美しい。そう感じるのは、子供の頃から、ずっと変わりません。
https://minne.com/items/38589580
https://minne.com/items/43928820