今回から不定期で、「ちびきりんのお花の話」と題して、作品で取り上げてきた花たちの話をしたいと思います。
第1回は、個人的に特別な花、ヒメツルソバです。
ある年の初夏、少し暑い午後。
住宅街の階段を登っている途中、コンクリートの隙間に不思議な植物が生えてました。まるで金平糖のようなピンクのそれは、花なのか果実なのか…?
当時、まだ植物にそれほど興味が無かったのですが、あまりの可愛らしさに惹かれました。その場で撮影。スマホで検索したことを覚えています。当時はまだAI検索など無かったので、「金平糖みたいな花」と入力したと思います。
それが、ヒメツルソバとの出会いでした。
「珍しいものを見たなぁ」と、その時は思いました。ですが、その後、あちらでも、こちらでも、何なら家の近所やいつも通る道でも、ヒメツルソバはニコニコしながら咲いていました。要するに、気づいていなかったのです。
「名前を知る」とはこういうことなのだと思いました。
ヒメツルソバは、私にとって「キッカケ」の花です。
それからです。道端の花を見ては、名前を調べるようになったのは。おかげ様で、以前よりは植物に詳しくなり、大袈裟に言えば、世界が広がりました。
画像は、マンションのコンクリート塀に咲くヒメツルソバです。何度駆除されても、毎年、元気に咲いてます。青空を背景に、元気に咲く姿は、見るたびに嬉しくなります。
そんなヒメツルソバですが、メインにした作品をあまり描いてない。絵葉書1枚だけかな?…反省です。
作品に「ちょっと足したい」ときは、よくヒメツルソバを描きます。作品のあちこちで、ニコニコしながら咲いてます。それはちょっと、ヒメツルソバらしいかな(^^)
関連作品、ちびきりんの絵葉書4月、スミレ、ハルジオン、ヒメツルソバ→
https://minne.com/items/36175322
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