日本の森が生んだ御守りアロマ。「黒文字」がもたらす心身を整える力と、活版画の融合

日本の森が生んだ御守りアロマ。「黒文字」がもたらす心身を整える力と、活版画の融合

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新作【香る和モダン活版画】 この作品の静けさと神聖さ……。 実は、ある和の香りが強く関わっています。 【天照大御神(太陽神)のエネルギーと、 「清める」という日本固有の精神性の繋がり】 1. 創生神話における「禊(みそぎ)」 日本の神話では、天照大御神は、 父神である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が、黄泉の国の穢れ(けがれ)を清めるために「禊」を行った際に、 左の目を洗った時に生まれました。 この神話は、「清らかな行い(禊)」から最高神が誕生したことを示しており、 神道の根底にある「清浄(せいじょう)」が最も尊い価値観であることを象徴しています。 2. 日本固有の精神性としての「清め」 日本人は、古来より自然の中に神が宿るという多神教の考え方を持っており、特に「穢れ」を嫌い、常に心身を清浄に保とうとする精神性があります。 禊祓(みそぎはらい): 神社で行われる「手水(ちょうず)」は、この「清め」の精神性を具体的に表しています。 天照大御神への祈り: 最高神である天照大御神(伊勢神宮内宮の祭神)は、国民の総祖神(おやがみ)として崇敬されており、その清らかな光に触れることは、国民の精神的な拠り所となっています。 つまり、天照大御神の「光」のエネルギーは、日本の文化や精神性に深く根ざした「清める」という行為や概念の源泉であり、 日本人の自然観や道徳観を形成する上で不可欠な要素と言えます。 【「清め」の象徴として選んだ「黒文字精油」の歴史】 楊枝(ようじ)としての利用: 現在でも茶席などで和菓子に添えられる楊枝は「黒文字」と呼ばれます。 樹皮の黒い斑点を文字に見立てたのが名前の由来とされています。 殺菌効果や芳香があるため、江戸時代には歯ブラシ代わりにも使われていました。 薬用: 枝や幹は「烏樟(うしょう)」という生薬として知られ、鎮咳(ちんがい)、健胃、鎮静作用があるとされています。 有名な「養命酒」の原料の一部にもなっているそうです。 また、浴湯料として利用すると体を温める効果もあります。 【黒文字精油の成分と心身の浄化】 黒文字は、大きく分けると「樹木系」の精油になるのですが、 少し変わっているのが、主要成分「リナロール」。 ラベンダーの香りといえば、想像しやすいでしょうか。 樹木系の精油の重く地に足をつけるようなエネルギーがあまりなく、 逆に上昇するような軽やかさを持っています。 清々しい点については、サイプレスやヒノキに似ているのですが、 黒文字の気品ある香りは、神社の参道を歩くように心を穏やかに導きます。 鎮静・リラックス作用: リナロールには、高ぶった神経を鎮め、深いリラックスをもたらす鎮静作用があります。 これにより、ストレスを和らげ、心を落ち着かせる効果が期待できます。これは、精神的な「お清め」や「心の浄化」の感覚と深く結びつきます。 抗菌・消炎作用: 黒文字には強い抗菌・殺菌作用や抗炎症作用があることが知られています。物理的な「清め」に通じるこの特性は、古くから健康維持や衛生のために利用されてきました。 黒文字の「和の香り」は、その落ち着きのある爽やかな香りで、 精神的な平穏(お清め)をもたらし、 またその科学的な抗菌作用(物理的な清め)が伝統的な用途と結びつくことで、「お清め」という行為や感覚と深い共通点を持っていると言えます。 「香りの御守りアート」としての使い方 天照大御神の光のエネルギーと共に、 心身の浄化を黒文字の精油がサポートします。 活版画の背面に(台板の裏)、ムエットが付属しますので、 付属の精油(2ml)を垂らしてお使いください。 精油は、黒文字をメインに、 フランキンセンス、ベンゾイン、シダーウッドアトラス のブレンドした、清らかさと安らぎをテーマにしたオリジナルの香りです。 玄関やリビングなど、清めたい場所、お好きな場所に 飾ってください。 壁掛けまたは立て掛けてお使いになれます。 どうぞ、新年を清らかに迎えるのご準備に、 お選びいただけたらと思います。 https://minne.com/items/44237100

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