特集

新作おしえてvol.51「ハンドメイド ナナオトさんの新作、【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクしたヒツジ」

作家さんにSNSで「新作」を募集し、編集部の目にとまった素敵な作品を、制作の背景と交えてご紹介していきます。今回ご紹介するのはハンドメイド ナナオトさんの新作、「【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクしたヒツジ」です。

作り手は、ハンドメイド ナナオトさん

ハンドメイド ナナオト
「衣食住を豊かに楽しくするものづくり」をコンセプトに羊毛フェルトで絵画のように彩り豊かな作品を制作。
https://minne.com/@misumirie

ハンドメイド ナナオトが生まれるまで

大阪に単身で移り住み、グラフィックデザイナーとして経験を積んだ後、東京に戻ってきて働き先をどこにしようかと悩んでいた30歳の頃のこと。お母さまから「息抜きにどう?」と、羊毛フェルトのワークショップに誘われたことが、作家活動を始めたきっかけなのだそう。

ハンドメイド ナナオト
ワークショップでは、「水フェルト」という技法でサボテン柄のミニケースをつくりました。手でゴシゴシ摩擦をおこして擦るのは意外にも力仕事!先生に「あと5分!」「あと100回!」と励ましていただきながら、想像していなかった疲労感に軽いランナーズハイのような(笑)深い達成感を味わいました。縫い目のない袋ができた(水フェルトの特徴)ことに感動して「ああ!やっと出会えた!これだ!」と魂がふるふると喜んだのを今でも覚えています。

2004年にワークショップで制作した作品。「わたしの処女作です!」と、ハンドメイド ナナオトさん。

ハンドメイド ナナオト
ワークショップに参加してはじめて「羊毛フェルト」を知ったのですが、一瞬でとりこになりました。その後、東京でグラフィックデザイナーとしてお仕事しながら、11年間毎年グループ展を主催して羊毛フェルトをつくり続けました。2021年からより活動の幅を広げるぞ!と決意して、インスタグラム更新や、minneさんでの販売、イベント出店を中心に活動しています。

絵本の世界から飛び出したような作品たち

筆で描いたような自由な色使いが魅力的な、ハンドメイド ナナオトさんの作品。制作においてのこだわりについてもうかがってみました。

カラフルなひもにぶら下がった、にっこり顔のナマケモノが愛おしい巾着袋。「【ナマケモノ】羊毛ニードル刺繍の巾着(片紐タイプ中布付き)

ハンドメイド ナナオト
普段の制作で大切にしていることは3つあります。ひとつ目は「秋冬限定にならないように」バランスを大切にすること。春夏はどうしても羊毛フェルトからわたしも購入者さまも気持ちが離れがちになります。触っているだけで暑い(笑)布と組み合わせて羊毛フェルトの比重を軽くすることで、季節を問わず、羊毛フェルトを楽しんでいただけるようにと願っています。

ハンドメイド ナナオト
そしてふたつ目が「絵本にでてくるような色使い」にすること。固有の色にとらわれず真面目になりすぎず、自由に柔軟に。ピンク耳の羊がいてもかわいいし、緑のネコがいてもかわいい。絵本にでてくるような自由な発想の色使いを楽しんでいます。

羊毛フェルトで葉っぱの形をつくり、最後に刺繍を施したブローチ。「【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクした葉っぱ(赤)

ハンドメイド ナナオト
みっつ目が、「フェルトのかけらで鮮度を保つ」こと。何年も売れずにお家で眠っている作品は鮮度が落ちて元気がないように感じます。そんな子たちは分解して別のものへつくり変えて命を循環させています。フェルトの端切れも捨てません。端切れも一緒にチクチクニードルしていくことで深い色合いがプラスされます。

【フェルトのかけら】コースター」シリーズ」と、かけらでつくられた「フェルトのかけらーミルフィーユ/イヤリング」シリーズ

ハンドメイド ナナオト
「【フェルトのかけら】コースター」もその循環作品のひとつです。端切れを溜めておいてチクチクつなぎ合わせて1枚フェルトにしています。予期せぬデザインになるのでかけがえのない作品です。

ハンドメイド ナナオト
また、お買い上げ時におまけでおつけしている「【フェルトのかけら】ちょうちょ」も循環作品です。羊毛フェルトは捨てるところがどこにもないのがすごいところですね。

新作は、【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクしたヒツジ

ハンドメイド ナナオト
こちらの作品は、羊毛フェルトのブローチワークショップのご依頼をいただいたことがきっかけで誕生しました。「初めての人でも簡単につくれて完成度の高いもの」をワークショップでお伝えするにはどうしようかな〜と悩み、試作品を兼ねてつくってみたのがこの“クッキー型にいれてチクチクした”シリーズです。

ハンドメイド ナナオト
このシリーズを制作するときは特に、固有の色にとらわれず自分の感覚を信じて好きな色を好きなようにチョイスしています。お菓子をつくっているときと似た感覚で、ウキウキした気持ちを大切にしながら制作しています。

ハンドメイド ナナオト
でも、「ウキウキした気持ち」で制作するのはいつでもできるわけではなく、焦っているときやイライラしているときはうまくできません。だから毎日ヨガをして心と体を整えるようにしています。

最後に、記事を読んでくださったみなさんに向けてメッセージをいただきました。

ハンドメイド ナナオト
みなさまのあたたかい「いいね」や「レビュー」あってこその制作活動です。ハンドメイド ナナオトは「七つの音」と書いてナナオトです。昔、6人のメンバーでアフリカンガールズバンドをやっていたときの名前をもらいました。

ハンドメイド ナナオト
「7人目はあなたです♪」というコンセプトで、応援してくださる方がいらっしゃってこそのナナオトの作品たちです。今後も心身整えてハッピーに生きていきながら、みなさまにも楽しいパワーをお伝えできたら幸いです。最後までお読みくださりありがとうございました。

・【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクしたヒツジ(白耳)
https://minne.com/items/32169358

・【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクしたヒツジ(青耳)
https://minne.com/items/32108318

・【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクしたヒツジ(オレンジ耳)
https://minne.com/items/32117787

・【羊毛フェルトブローチ】クッキー型にいれてチクチクしたヒツジ(ピンク耳)
https://minne.com/items/31904056


連載「新作おしえて」はSNS連動企画です。minne作家のみなさんは、TwitterまたはInstagramにて「#新作おしえて」「#minneとものづくりと」の2つのタグをつけ、新作画像と作品URLをつけてぜひご投稿ください。

募集の詳細を見る

文 / 堀田恵里香