特集

あの人の作業机​​ vol.35 陶芸作家・すずきたまみ

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、独特なモチーフを使い、ほっこりする愉快な陶芸作品を手がける、すずきたまみさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

すずきたまみ
木彫りの熊やおすもうさん、たい焼き等、独特なモチーフを使い、ほっこりする愉快な陶芸作品を手がける。
https://minne.com/@tamamusi1132

暖かい日差しが差し込む空間

いつから、この作業部屋を使われていますか?

すずき
たまみ
昨年、地元の栃木に引っ越してきて、それからこのお部屋を作業場として使っています。

すずき
たまみ
日当たりが良いお部屋が好きなので、日中は明るいこの部屋がとっても気に入っています。パンが大好きなので、近くにおいしいパン屋さんがあると嬉しくなりますね。

こちらの作業部屋で特にお気に入りのスポットはありますか?

すずき
たまみ
長時間座っていると疲れちゃうけれど、おじいちゃんにもらったこのかわいい水色の椅子がお気に入りです。

作業に集中できるシンプルな空間に、鮮やかな水色が映えていますね。

すずき
たまみ
目に入ったものに影響されやすいので、なるべく物を少なく、シンプルなお部屋を目指しています。

すずき
たまみ
また、思いついたらすぐにスケッチやメモに残せるよう、お部屋のいろんなところに紙とペンを置くようにしています。

作品のことを第一に考えた空間なんですね。

すずき
たまみ
そうですね。以前、自分のお尻をぶつけて、制作途中の作品を壊してしまったことがあったんです。それからは、なるべく作業部屋は散らかりすぎないように心がけています。

初めて陶に触れた頃に出会ったもの

なんだか懐かしさを感じるバケツですね...!

すずき
たまみ
この黄色のバケツは大学受験のときから使っていて、今でもいつも机の上に置いています。粘土成型のときも色塗りのときも何となく使いやすく、おもちゃみたいな黄色もかわいくて、今も現役で活躍してくれています。

長く連れ添った相棒なんですね。

すずき
たまみ
他にも普段使っている道具たちは、基本的に初めて陶に触れた大学生の頃に使っていたものを買い直して、繰り返し使っています。

最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。

すずき
たまみ
窯を開けたら、思わず「かわいい!!! 」と言って小躍りしてしまうようなものをつくりたいとずっと思っています。
同じように、お客さまにも作品が届いて、箱を開けた瞬間、ほっこりと嬉しい気持ちになっていただけるような作品をお届けしていきたいです。

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取材・文/中村瑛美里

今後もminneとものづくりとでは、みなさんの「作業机」を募集しております。「#わたしの作業机」(「#minneとものづくりと」をお忘れなく!)の投稿をお待ちしております。

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