作品説明
「絶滅危惧種の動物たち(Utrotningshotade Djur)」は、リサ・ラーソンがストックホルムの老舗百貨店エヌケー(NK=Nordiska Kompaniet)と組み、1975年から毎年一体ずつ発表した陶器像のシリーズです。発表されたのはオオヤマネコ、イヌワシ、ハイイロアザラシ、バイソン、ハリネズミ、カワウソ、ハヤブサの七種。いずれも2000体前後の限定生産で、売上の一部はダブリューダブリューエフ(WWF=世界自然保護基金)へ寄付されました。本作はそのうちのバイソン(Visent)です。
七年にわたる企画は、百貨店の売り場に並ぶ商品であると同時に、買うことがそのまま保護活動への寄付になる仕組みでした。限定数で区切られた年次の一体を毎年迎え入れ、棚の上に少しずつ動物を増やしていく——そういう楽しみ方のために設計された連作で、だからこそ一体ごとに種が重ならないよう選ばれています。七種を並べたときに、スウェーデンの自然が一望できる構成です。
ヴィーセント(Visent)はヨーロッパバイソンを指す語です。肩から首にかけて盛り上がる筋肉の塊、低く構えた頭部、短く前へ曲がる角——このシリーズでリサは、猫やライオンで見せる大胆なデフォルメをあえて控え、動物そのものの姿が伝わる方向に造形を寄せています。ハリネズミの背の針を丸く処理したように、写実の枠の内側でわずかに角を落とす加減に作家の手が残ります。バイソンという主題は、その抑制された写実がもっとも重さとして効く一頭です。
七種のなかでバイソンは、野生動物の量感を正面から引き受けた一体といえます。リサ・ラーソンのダブリューダブリューエフ(WWF)との関わりはこの連作に始まり、のちにケースタジオ(Keramikstudion)期のサイ(Noshörning)など、スウェーデン国外の絶滅危惧種へと広がっていきました。愛らしさで知られる作家の仕事のなかで、造形の力点が「かわいさ」ではなく「生きものの実在」に置かれた、性格のはっきりした一群です。
■詳細スペック
・メーカー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・シリーズ名:Utrotningshotade Djur
・作品名:バイソン
・サイズ:幅23cm 奥行き7cm 高さ18cm
コンディション:割れ、欠け、貫入がなく、制作当時の姿をそのまま留めた完璧なコンディションです。振ると内部で鈴玉(陶器の玉)が動く音がしますが、これは製造時の特徴です。
「絶滅危惧種の動物たち(Utrotningshotade Djur)」は、リサ・ラーソンがストックホルムの老舗百貨店エヌケー(NK=Nordiska Kompaniet)と組み、1975年から毎年一体ずつ発表した陶器像のシリーズです。発表されたのはオオヤマネコ、イヌワシ、ハイイロアザラシ、バイソン、ハリネズミ、カワウソ、ハヤブサの七種。いずれも2000体前後の限定生産で、売上の一部はダブリューダブリューエフ(WWF=世界自然保護基金)へ寄付されました。本作はそのうちのバイソン(Visent)です。
七年にわたる企画は、百貨店の売り場に並ぶ商品であると同時に、買うことがそのまま保護活動への寄付になる仕組みでした。限定数で区切られた年次の一体を毎年迎え入れ、棚の上に少しずつ動物を増やしていく——そういう楽しみ方のために設計された連作で、だからこそ一体ごとに種が重ならないよう選ばれています。七種を並べたときに、スウェーデンの自然が一望できる構成です。
ヴィーセント(Visent)はヨーロッパバイソンを指す語です。肩から首にかけて盛り上がる筋肉の塊、低く構えた頭部、短く前へ曲がる角——このシリーズでリサは、猫やライオンで見せる大胆なデフォルメをあえて控え、動物そのものの姿が伝わる方向に造形を寄せています。ハリネズミの背の針を丸く処理したように、写実の枠の内側でわずかに角を落とす加減に作家の手が残ります。バイソンという主題は、その抑制された写実がもっとも重さとして効く一頭です。
七種のなかでバイソンは、野生動物の量感を正面から引き受けた一体といえます。リサ・ラーソンのダブリューダブリューエフ(WWF)との関わりはこの連作に始まり、のちにケースタジオ(Keramikstudion)期のサイ(Noshörning)など、スウェーデン国外の絶滅危惧種へと広がっていきました。愛らしさで知られる作家の仕事のなかで、造形の力点が「かわいさ」ではなく「生きものの実在」に置かれた、性格のはっきりした一群です。
■詳細スペック
・メーカー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・デザイナー:Lisa Larson / リサ・ラーソン
・シリーズ名:Utrotningshotade Djur
・作品名:バイソン
・サイズ:幅23cm 奥行き7cm 高さ18cm
コンディション:割れ、欠け、貫入がなく、制作当時の姿をそのまま留めた完璧なコンディションです。振ると内部で鈴玉(陶器の玉)が動く音がしますが、これは製造時の特徴です。