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霧に染まる夜の骨 | Bones in a Foggy Night ─ Mystique in Enigma #275 ─

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作品説明

【作品に添える詩】 "朽ちた木々が静寂を刻み、 霧に染まる夜の骨が、 地へと沈む。 霧は呼吸を盗う闇の舌、 水鏡のように広がるその幕 中には誰も見ない影が、 月光を飲み干すかのように、 ただ静かに佇む。 時計の針は止まったまま。 過去と未来が、 両側から圧する如く。" 【作品について】 制作ノート:Mystique in Enigma(MIE)「霧に染まる夜の骨」について 最初にこの作品を作ろうと思ったのは、「森」という言葉が浮かんできたときでした。ただの緑豊かな林ではなく、時間が止まっているような場所、少しだけ不気味な空気感がある場所をイメージしていました。「時の流れが止まった黄泉の国のように見えたくなる風景」と言えるでしょうか。 画面で見ると、左側には枝だけが残った枯れ木のようなシルエットがあります。この部分はあえてぼかしをかけました。そこにいる存在が現実のものなのか、それとも記憶の中に残ったものなのか曖昧にしたかったからです。「朽ちた木々が静寂を刻み」という詩の言葉は、制作しながら浮かび上がってきたものでした。 中央から伸びる霧の部分は大きくぼかしています。なぜかというと、実写のような質感を持ちながら、光が柔らかく滲んでいるような「夜の骨」のようなイメージを作るためでした。霧は画面を横断して流れているように見えますが、どこかに目的地があるわけではなく、ただ静かに広がっている状態です。これにより、「霧は呼吸を盗う闇の舌」という表現につながったのだと思います。 色使いについて考えていることがあります。「暗いだけ」に仕上げたくなかったからです。画面全体を暗くすると「不気味さのみ」が前面に出てしまい、読者側に余裕のない印象を与えてしまうでしょう。そこで私は、暗闇の中に薄く光る部分を残しました。それが左上から中央にかけての淡い黄色です。これにより、「生と死のあいだの曖昧さ」という感覚を少しだけ表現したかったのです。「月光を飲み干すかのように」も制作中に浮かんだ言葉で、この淡い光の帯がその意味を持つように思えました。 輪郭については、あえて「くっきりしない」ようにしました。ぼかしをかけすぎると現実感しか残さず、「幽霊」「霊魂」「記憶」といったような感覚になりません。だから私は、少しだけ粒状ノイズも混ぜました。これによって、画像全体が「少し不鮮明で、どこか懐かしい」雰囲気になりました。「時計の針は止まったまま」という詩と通じるかもしれません。 構図について触れるなら、「人物や明確な焦点がない」ことで、何を見るべきか分からないほどです。なぜそうにしたかというと、見る人が自分自身の記憶を重ねてもらうためでした。この作品を見た人は、それぞれの人生で「霧」「枯れ木」「静寂」といったものをどこかで体験しているはずです。私はそれを呼び出したいだけなのでした。「幽霊」や「死」を想起させる必要はありません。「誰かを想う感情」があればそれだけで十分です。 詩に添えていただいた言葉は、制作の過程で自然に出てきたものです。「朽ちた木々が静寂を刻み」「霧に染まる夜の骨が地へと沈む」といった表現は、画面を見ていて「ああ、これだ」と感じた瞬間に使った言葉でした。それだけではありません。「霧は呼吸を盗う闇の舌」や、「時計の針は止まったまま」というような詩的な表現も制作中に浮かびました。私はそれをそのまま作品の一部として使っていますのでした。 最後に、この作品を通じて残したい感覚があります。それは「静かな温かさ」とでも言えるでしょうか。「暗い」「不気味な」部分もありますが、「誰かを想う感情」がそこに込められています。見る人がそれぞれの記憶を重ねてくれたら幸いです。そして、もしあなたが何かを感じ取ったなら、それもまたこの作品の一部です。 【キャンバスについて】 ◆製品寸法(およそ):幅25cm×高さ20cm×厚さ1.5cm ◆重量:約120g ◆素材:画布・木材・UVプリント 【配送方法】 ◆ゆうパケット(ポスト投函・追跡可能)
【作品に添える詩】 "朽ちた木々が静寂を刻み、 霧に染まる夜の骨が、 地へと沈む。 霧は呼吸を盗う闇の舌、 水鏡のように広がるその幕 中には誰も見ない影が、 月光を飲み干すかのように、 ただ静かに佇む。 時計の針は止まったまま。 過去と未来が、 両側から圧する如く。" 【作品について】 制作ノート:Mystique in Enigma(MIE)「霧に染まる夜の骨」について 最初にこの作品を作ろうと思ったのは、「森」という言葉が浮かんできたときでした。ただの緑豊かな林ではなく、時間が止まっているような場所、少しだけ不気味な空気感がある場所をイメージしていました。「時の流れが止まった黄泉の国のように見えたくなる風景」と言えるでしょうか。 画面で見ると、左側には枝だけが残った枯れ木のようなシルエットがあります。この部分はあえてぼかしをかけました。そこにいる存在が現実のものなのか、それとも記憶の中に残ったものなのか曖昧にしたかったからです。「朽ちた木々が静寂を刻み」という詩の言葉は、制作しながら浮かび上がってきたものでした。 中央から伸びる霧の部分は大きくぼかしています。なぜかというと、実写のような質感を持ちながら、光が柔らかく滲んでいるような「夜の骨」のようなイメージを作るためでした。霧は画面を横断して流れているように見えますが、どこかに目的地があるわけではなく、ただ静かに広がっている状態です。これにより、「霧は呼吸を盗う闇の舌」という表現につながったのだと思います。 色使いについて考えていることがあります。「暗いだけ」に仕上げたくなかったからです。画面全体を暗くすると「不気味さのみ」が前面に出てしまい、読者側に余裕のない印象を与えてしまうでしょう。そこで私は、暗闇の中に薄く光る部分を残しました。それが左上から中央にかけての淡い黄色です。これにより、「生と死のあいだの曖昧さ」という感覚を少しだけ表現したかったのです。「月光を飲み干すかのように」も制作中に浮かんだ言葉で、この淡い光の帯がその意味を持つように思えました。 輪郭については、あえて「くっきりしない」ようにしました。ぼかしをかけすぎると現実感しか残さず、「幽霊」「霊魂」「記憶」といったような感覚になりません。だから私は、少しだけ粒状ノイズも混ぜました。これによって、画像全体が「少し不鮮明で、どこか懐かしい」雰囲気になりました。「時計の針は止まったまま」という詩と通じるかもしれません。 構図について触れるなら、「人物や明確な焦点がない」ことで、何を見るべきか分からないほどです。なぜそうにしたかというと、見る人が自分自身の記憶を重ねてもらうためでした。この作品を見た人は、それぞれの人生で「霧」「枯れ木」「静寂」といったものをどこかで体験しているはずです。私はそれを呼び出したいだけなのでした。「幽霊」や「死」を想起させる必要はありません。「誰かを想う感情」があればそれだけで十分です。 詩に添えていただいた言葉は、制作の過程で自然に出てきたものです。「朽ちた木々が静寂を刻み」「霧に染まる夜の骨が地へと沈む」といった表現は、画面を見ていて「ああ、これだ」と感じた瞬間に使った言葉でした。それだけではありません。「霧は呼吸を盗う闇の舌」や、「時計の針は止まったまま」というような詩的な表現も制作中に浮かびました。私はそれをそのまま作品の一部として使っていますのでした。 最後に、この作品を通じて残したい感覚があります。それは「静かな温かさ」とでも言えるでしょうか。「暗い」「不気味な」部分もありますが、「誰かを想う感情」がそこに込められています。見る人がそれぞれの記憶を重ねてくれたら幸いです。そして、もしあなたが何かを感じ取ったなら、それもまたこの作品の一部です。 【キャンバスについて】 ◆製品寸法(およそ):幅25cm×高さ20cm×厚さ1.5cm ◆重量:約120g ◆素材:画布・木材・UVプリント 【配送方法】 ◆ゆうパケット(ポスト投函・追跡可能)

作品情報

サイズ

(約)幅25cm×高さ20cm×厚さ1.5cm・重さ約120g

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