【英国ヴィクトリア期】HENRY S&CO ビールボトル 深緑色ガラス製／獅子エンブレム／マンチェスター製（c.1890）

19世紀末（おそらく1890年頃）のイギリス・マンチェスターで製造された、ビール用のアンティークガラスボトルです。濃い緑色の厚手のガラスに、「HENRY S&Co」「MANCHESTER」のエンボス（浮き彫り）文字が刻まれ、中央には力強く描かれたグリフィン（獅子）紋章が象徴的にデザインされています。ボトル底面には「N.&.Co」「1635」の刻印があり、その間には方位を示すような矢印模様が入っています。コルク栓は新しく交換されており、装飾としても安心して使用可能。このボトルは、おそらくイギリスのパブ「GRIFFIN’S HEAD TAVERN」で実際に使用されていたものでしょう。コレクターズアイテムとしての価値も高く、インダストリアル系やヴィンテージインテリアとの相性も抜群です。 ・サイズ：高さ 約21.5cm × 胴直径 約6.5cm（目安） ・材質：厚手ガラス（深緑） ・製造国：イギリス（マンチェスター） ・製造年：推定1890年前後（ヴィクトリア期） ・ブランド：HENRY S&CO（ボトル刻印より） ・栓：新品コルク栓付き（現代製） ・1890年代のヴィクトリア朝時代の実用品、現存数も限られる貴重な一品 ・力強いグリフィン（獅子）意匠とエンボスロゴが、重厚感と歴史を感じさせるデザイン ・グリーンガラスの透明感と気泡の入り方がアンティーク特有の風合いを演出 ・ヴィンテージインテリアのディスプレイ小物や、撮影用プロップにもぴったり 19世紀末の英国アンティークガラスボトルは、現代では大変希少です。深緑の美しい光と、力強い獅子の意匠に、遠い時代の息吹を感じてみてください。19世紀中頃〜後半、瓶ビールの栓には 天然コルク栓（コルクストッパー） が多く使われていました。コルクをワイヤーで固定したり、蝋やピッチ（樹脂）で封をして気密性を高める方法が一般的で、コルク栓は発酵によるガス圧で飛びやすかったため、後に改良型の栓（バレットストッパー、ハッチンソンストッパー、クラウンキャップなど）が登場しますが、1890年頃ではコルクがまだ主流でした。当時のイギリスでは、ビールは基本的に「樽（カスク）」でパブに納品され、ドラフト（樽出し）で提供されるのが一般的でしたが、19世紀後半からは瓶詰めビール（bottled beer*の需要が急増します。遠方への持ち帰り、郊外や屋外労働者のための携行、ピクニックなどの外出先、一部の顧客が「家に持って帰る用」として購入するため、瓶自体は厚手のガラスで耐圧性あり、炭酸飲料（ビール含む）に対応した設計されています。古い英国パブ文化においては、瓶ビールは「贅沢」または「便利さ」を求めた客層に向けた商品でした。持ち帰って暖炉のそばで飲む、ピクニックに持っていく、夜の談話のお供にする…そんな当時の暮らしの一場面を感じさせる貴重な遺品といえます。※AIによる調査を参考にしています。 取扱ショップ ──────────────── 本商品の取扱ショップはANTIQUE LEAVES加盟店の、愛知県【ADHOCストア・イエローガレージ】です。