にゃんぽち　にゃんぎゃう尽くし　②

祈りを含む日本の人形文化はとても奥深く、郷土人形のように土や張り子で出来たお人形でも、 都から地方へと同じ意匠の物が伝わり、作り手の創意工夫でさまざまな姿が見られます。 その地方ごとの呼び名が残されており、我が米沢にも相良人形などがあります。 その人形を猫の姿で・・・にゃんぎゃう　尽くし・・・ ハガキカードとして紹介しておりましたが、ポチ袋に絵柄をあしらってみました。 今回、郷土人形・嵯峨人形などに見られる意匠から絵柄に選びました。 傀儡回しとともに、三番叟・万歳の新猫もおります。 お正月の賑わい、門付けという芸能をイメージしたのですが、紺色が偶然にもそろいました。 遊び心と心遣い、ポチ袋は大人の嗜みです。 ポチ袋は本来さりげなく使うものですが、心を尽くして「あの人に、どんな物を・・」 いろいろと思いを巡らす。これも楽しい時間となりますね。 和紙素材の紙にプリントしています。 少し厚みがあるので、和紙の手触りがしっかり感じられると思います。 サイズは少し大きめの約12✕8ｃｍとなります。 絵柄は３種で、それぞれ２枚ずつ　１セット６枚です。 今回、完成品を画像にはご紹介しておりません。 試作の段階でかなり無駄になる枚数が多くなり、新しい作品を作るための素材が不足する ことを防ぐため、あえて完成前の段階でのご紹介とさせていただきました。 紙によって発色が全く変わってしまうため、どうしても本紙に試し刷りする必要が あるのですが、過去の試作の裏側を利用して凌いでおりました。 また在庫管理の問題もあります。 本紙にプリント後、これらをカットし、ぽち袋に加工していきますので、ご注文いただいて からの作成となります。 今後、他のにゃんぎゃうもポチ袋にしようと思っていますが、新たな絵柄も追加しつつとなり ます。シリーズものになりますので今回は「②」です。 なお、我が米沢では「にまる」と読みます。よそさまでは「まるに」なんですよね・・・。