物語豆本　「時がたてば・月夜」

「いつもすぐ逃げてゆく二匹の猫が 　道路でごろごろひなたぼっこをしていたこと 　雨上がりの海の水平線を見ていたら、何だか寂しくなったこと 　ふとカーテンから外を覗いたら、月がきれいだったこと」 それはすべていつか忘れてしまう小さなこと。 忘れてしまったことは何もなかったこととは違って きっといつかまた会いにゆける。 たとえ、他の誰にもわからなくても。 「いつかわすれてしまうこと」という手帳からストーリーをふくらませて 作った物語豆本です。 わすれてしまうような何気ないことも、大切にしたくなる物語です。 本文は糸で綴じ、背には麻を入れ、丈夫で開きやすい仕立てになっています。 本文印刷は、水ぬれや日光に強い顔料インクを使っています。 表紙は、表と裏で一枚の絵になるように 型染めで一枚ずつ染めています。 ☆表紙は、 「波のまにまに」 「月夜」 「ねこねこ」 と三種類ありますが、本文（中身）は全く一緒です。 お好きなデザインをお選びください。 染めの具合が画像と違う場合があります。 気になる方はお問い合わせください。 大切な誰かへのプレゼントに、自分への贈り物に 旅のおともに、小さな豆本はぴったりです。