絶望丶渦中のアルファのポーチ

ノルウェーの画家、 エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch) の版画 〈『アルファとオメガ』(17)絶望するアルファ〉 という作品を布にプリントして制作したポーチです。 『叫び』で有名なムンク。 『アルファとオメガ』は、版画と文によって構成された物語の版画集です。 『叫び』を描いてから15年後、画業の成功とは裏腹に、ムンクは精神を病んで入院し、その治療の１つとして制作されたそうです。 ムンク独特の悲愴感漂う表情や背景の筆のタッチが気になって、この絵を選びました。 人間が抱える不安を可視化したような表現ですよね。 不安や孤独を抱えるのは今も、ムンクが生きた時代も変わらないのかな、と。 悪い夢の最中のような、めまいで倒れそうな瞬間のような、ちょっと共感できそうな気がしました。 この絵を家に飾ると考えるとちょっと… 病みそうで躊躇してしまうけれど、ポーチとして愛用してみると、意外と愛おしく感じるかも？ 背景の筆のタッチがしま模様に見えて、 その部分をプリントし、スモッキング刺繍してみました。 （渦のようになって、より悲愴感が強調され、シュールな雰囲気に。） ムンクも評価されるまで、苦しい時期が長く続いたそうです。 でも、後に語り継がれるくらいにちゃんと評価されていることに勇気をもらえて、私も制作を頑張ろうと思えました。 〈素材〉 ポーチ本体：綿50%,麻50% 白い花びら：綿100% 〈サイズ〉 たて12cm × よこ15cm × マチ3.5cm ※およそのサイズ、個体差あり。 ｰｰｰｰｰ こちらは、国立西洋美術館コラボ企画の参加作品です。 「エドヴァルド・ムンク」の「≪『アルファとオメガ』：（17）絶望するアルファ≫」をもとに制作しました。 ▼利用許諾証明書URL https://viewer.atrust-cert.com/ja/cert/e04ae595f171147cd64d866795ee9e44e3ee14b6777cbd53d44bef241a0a34a2 ｰｰｰｰｰ パターン参考： Baby & Kids Handmade