リサ・ラーソン Vaggplattorシリーズ ヴェネツィア（Venedig）の陶板 北欧ヴィンテージ スウェーデン製

リサ・ラーソンがグスタフスベリ社で1966年から72年にかけて製作したヴェネツィアの風景を描いた陶板です。この時代に製作された作品はVaggplattor（陶板）シリーズと呼ばれ、多種多様なモチーフを題材にして数センチの厚みのある長方形の陶板が多く作られました。当時の作品には人物や動物をモチーフにしたものが多いですが、こちらは珍しくイタリアの水の都ヴェネツィア（ヴェニス）をモチーフにしています。 道路の代わりに水路が引かれた都市を水色の釉薬で表現し、複数のフォルムの尖塔が伝統が織りなす景観を表しています。アーチ型で細長い窓はゴチック様式の基本的なフォルムであり、ヴェネツィアの街全体がゴシック建築の傑作であることを上手にデフォルメした陶板です。この陶板を見れば、ヴェネツィアの風景だとわかるような作りになっています。 グスタフスベリには量販品を生産するラインとは別にGスタジオ（G-Studion）と呼ばれるスティグ・リンドベリやリサ・ラーソンなど著名なデザイナーがアート作品を制作した部門がありました。こちらはそのアトリエで作られた作品となります。一点一点が手作りによるもので、背面にはLISA L. GUSTAVSBERGの刻印が押されています。