スイートピーの妖精ピスナ　旅立ち　ブレスレット

【作品誕生ストーリー】 女性はとても大きな不安を 抱えていた。 なぜなら今までとは違う環境に 飛び込もうとしているからだ。 「大丈夫かな…」 「ちゃんとやっていけるのかな…」 彼女の頭の中には不安しかなかった。 カレンダーを見てその日が近くなるにつれて 胃がチクチクと痛くなる。 不安を紛らわそうと 散歩に出かけたある日、 女性はお花屋さんである花に目が止まった。 それはピンク色のスイートピーだった。 なぜか彼女はそのスイートピーに 引き寄せられるように近づいていき、 そのスイートピーを手に取っていた。 「あれ、私何してるんだろう？」 と彼女は思いつつも 「可愛いから買って帰ろう♪」 とスイートピーを買って家に帰った。 家に着くと 花瓶にスイートピーを生けた。 「なんだか部屋が明るくなった気がする♪」 と女性は微笑んだ。 すると突然目の前が真っ白に光った。 女性は眩しくて目を閉じる。 そして再び目を開けると あるものが目の前にいた。 手のひらに乗るほどの大きさで 人の姿をして、 背中には羽が生えている。 それは妖精だったのだ。 「え、何？」 と女性は戸惑う。 するとその妖精は 「私はピスナ、スイートピーの妖精よ」 「新しい環境に飛び込むのは怖いよね」 と言った。 それを聞いた女性は驚いて 「どうして私が思ってることわかるの？」 と聞き返した。 ピスナは 「それはあなたの心が叫んでいたからよ」 「でもね、新しい環境に飛び込むのは 怖いことばかりじゃないの」 「新しい環境で 今まで経験したことのない経験をする」 「それってすごく素敵なことよ♪」 「人はいろんな経験をすることで 心も豊かになっていくの」 「だから怖がらなくていいわ」 と言って彼女の手を握った。 ピスナに手を握られた瞬間、 女性は大きな安心感に包まれた。 「なんだか今まであった不安がなくなってきた気がする」 「ありがとうピスナ」 と彼女は言った。 するとピスナは 「これを持ってるといいわ。 あなたを守ってくれるから」 と言って彼女にあるものを渡した。 それはスイートピーのような ピンクに輝く石が付いたブレスレットだった。 「とっても綺麗、ありがとう。大事にするわ」 と女性は言った。 するとピスナが強く光り出した。 女性は眩しくて目を閉じる。 そして再び目を開けると そこにピスナはの姿はなかった。 次の日、 女性はいつもより目覚めが良かった。 いよいよ彼女の新しい生活が始まる。 女性は朝ごはんを食べて 出かける準備をした。 昨日までの不安は どこへ行ったのかと思うほど 彼女の表情は明るい。 そして足取りも軽く 新たな一歩を踏み出した。 そんな彼女の腕には ピンク色に輝く石のブレスレットがあった。 ーーーーー 新たな一歩を踏み出す人の背中を優しく押してくれますようにと願いを込めて制作しました。 ーーーーー ・サイズ 全長約20cm+アジャスター約5cm 鉱石部分約5cm ・素材 チェーン：丹銅 鉱石部分：レジン