泉の妖精ロッホ　ネックレス

【作品誕生ストーリー】 女性が1人で森を彷徨い歩いていた。 彼女は今にも倒れてしまいそうなほど ふらつきながら森を歩いている。 「もう疲れた…」 無意識に彼女の口からこぼれた。 女性は毎日遅くまで仕事に追われ 忙しい日々を送っていた。 「今日も残業か」 「私何のために働いてるんだろう」 彼女の心は真っ暗な闇のように 暗い色をしていた。 そして彼女は現実から逃げるように 当てもなくフラフラ歩いて いつの間にか妖精の森へ入っていた。 森の中を彷徨い歩いていた彼女は たまたま泉があることに気づき 倒れ込むように泉の縁に膝をついた。 泉の水面に顔が近づき 泉の中を泳ぐ小さな魚がはっきり見えるほど透き通る水面に女性の顔が写る。 「ひどい顔してるな」 と女性は笑ったと思ったら 急に大粒の涙がぼろぼろとこぼれ落ち 泉の水面を揺らした。 女性が人目も気にせず泣いていると 一瞬泉が金色に光った。 何だろうと思った途端、 泉の水面に波紋が広がるように ゆらゆら揺れ出した。 女性が不思議に思っていると 目の前にあるものが現れた。 手のひらに乗りそうな大きさで 人のような姿をしている。 しかも背中には半透明で金色にキラキラ輝く羽が生えている。 「幻覚？」 と女性は思わず口にした。 羽の生えた人のようなものは 「私はロッホ。この泉に住む妖精よ。」 と言った。 なんと女性の目の前に妖精が現れたのだ！ 実は泣いている女性の様子を見ていた 妖精のロッホが彼女を救いたいと思い 現れたのだ。 女性は 「妖精？妖精って本当にいるのね」と言った。 するとロッホは 「あなたがすごく辛そうな顔をしていたから心配になって来たの」 と言って女性のそばにふわふわと飛んできた。 女性は 「ありがとう。こんな私のことを心配してくれるのね」 「私の周りには心配してくれる人なんていないから」 と言ってまた目に涙を浮かべた。 それを見たロッホは 「泣かないで、私がいるよ」 と女性の顔に近づき小さな手で彼女の涙を拭った。 ロッホに触れられた途端 女性は優しい日の光に包まれるような感覚になった。 涙もすっかり止まって 「私、何であんなに泣いてたんだろう」 と彼女はつぶやいた。 するとロッホは 「何か嫌なことがあったら私のことを思い出して」 「いつでもあなたのそばにいるから」 と言った。 女性は 「ありがとう、ロッホのおかげで気持ちが軽くなったわ」 と笑顔で言った。 それを聞いたロッホは嬉しそうに笑った。 するとまた泉が金色に光り、 女性は眩しくて一瞬目をつむった。 そして目を開けた時 さっきまで目の前にいたロッホの姿がなかった。 あれ、と目をこすろうとした時 手の中に何かあるのを感じた。 見るとそこには泉の色のような水色に輝く綺麗な石があった。 石に触れ眺めているとロッホに触れられたときに感じた優しい日の光に包まれている 「ロッホがいる」 と笑顔で女性は言った。 泉の妖精ロッホのおかげで 女性はストレスから解放され 森に来た時よりも軽やかな足取りで 帰っていった。 それ以降彼女はロッホからもらった石を 大切に身につけている。 まるでロッホがいつも見守ってくれているように思えた。 そのおかげでストレスに 悩まされるのこともなく 笑顔で毎日を過ごしている。 ーーーーー ロッホのネックレスを身につけることで日々のストレスから解放され癒しを与えてくれますようにと願いを込めて作りました。 ーーーーー ・サイズ 全長約45cm+アジャスター約5cm 鉱石部分約6mm ・素材 チェーン：丹銅 鉱石部分：レジン、ワイヤー(銅線にポリウレタン加工を施したもの)