糸切狭すっぽりケース

糸切狭(いときりばさみ)はすごい！と感心しているのです。 レザークラフトでは縫い終わりの糸を縫い穴ギリギリで、 または２～３ミリ残して切ったりします。 狙ったところを尖った先端部で確実に切ることができる。 刃は最初から開いていて握ってわずかな力でスパッと切れる。 とても単純な構造ですけれどとても機能的です。 ただ、見た目かわいい形状をしているにもかかわらず 先端が鋭利なのでカバーやケースが必要です。 今まで使っていたケースが痛んできたので 新調することにしました。 作る前にはさみについて調べてみました。 はさみは大きく分けて 『Ｕ字型』（和ばさみ　握り鋏　糸切はさみ　など）と 『Ｘ字型』（洋ばさみ　裁ちはさみ　ラシャはさみ　など）の ２種類があるとのことです。（なるほどぉ） で、和ばさみはその名称から 日本で生まれたはさみのように思えますが（えっ？） ギリシアで羊飼いなどが羊毛刈り用に使っていたはさみを 原型とするらしいのです。（へぇ～） しかも、現在はＸ字型が世界中の定番となり、 Ｕ字型を使っているのは日本だけというのです。（ええーっ！） ならば日本以外の国々の方たちは どんなはさみで糸を切っているのでしょう？ もちろん調べてはあるのですが これ以上書くのはあまりにも脱線が過ぎます。 興味のある方は調べてみてくださいませ。 ということで【糸切狭すっぽりケース】です。 　　　　　　（作った順に番号をつけました） 　　①　薄茶　112×44（mm）初号 　　　細長の一枚革を三つ折りにしてあります。 　　　コルクのようなざらざらした表面です。 　　②　茶　　115×44　mm 　　　　　合わせ目が裏面になるようにしました。 ③　茶　　117×40 　　　はさみ幅に合わせて幅を縮めてみました。 　　④　薄茶　117×40 　　　　　違う革でも作ってみました。 　　⑤　茶　　117×40 　　　　　もひとつ別の革でも。 　　⑥　赤　　114×40 　　　これで終わりにしようと思いました。 　（①と②と④と⑤と⑥はお買い上げいただきました） サイズ取りした糸切狭の大きさは 　107×25（最大幅）mm　です。 ケースはこのはさみジャストサイズです。 いつ購入したのか忘れてしまいましたが 手芸店か釣具店で購入した安価なはさみだと思います。 『特選　徳』と彫が入っています。 　○　○　○　○ ご注文の際にはご希望の品番号をご指定ください。 　ご注文例　『③』 　①と②と④と⑤と⑥はお買い上げいただきました。