【児童図書室 番外編】人魚姫(第2回)

ようこそ児童図書室へ。 さあ、さあ、どうぞお部屋の中へお入りください。 秘密の朗読会のお時間です。 今日のお話は『人魚姫』。 でも、今日は一味違いますよ。 なにせ、本日のお客様は大人の皆様。海のように深く、深く読んで参りましょう。 第2回の今回は、「人魚姫の涙」。 復讐心に駆られた魔女の標的にされてしまった、美しい人魚の王女様のお話です。 人間に恋をしてしまった人魚の王女様。本当にそれは偶然だったのでしょうか？ いいえ、そんなことはありません。これも、全ては海の魔女の策略だったのです。 嘗ての自分と同じになってしまった、一番お気に入りの娘を、同じように王に裁かせようという、魔女が仕掛けた罠だったのです。 魔女の策略通りに人間の王子様に恋をした王女様は、美しい声と引き換えに、魔女がかつて味わったのと同じ苦しみを経て、人間の足を得ました。 しかし、魔女の策略によって、王子様は王女様を結婚相手に選びませんでした。 でも、心優しい人魚の王女様は嫉妬に狂うことも、愛した王子様を海に引きずり込む事もなく、海の泡と消えました。 そしてその最期に流した涙は、美しい宝石になりました。 。〇**********＊＊＊＊＊＊＊＊＊**********＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊**********〇。 深い海のような青いストーンと、まるで人魚の王女様の涙のようなビーズをあしらったブレスレットです。 長めのアジャスタをセットしているため、アジャスタ部分の調整のみでアンクレットとしてもお使いいただけます。 。〇**********＊＊＊＊＊＊＊＊＊**********＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊**********〇。 海の中で採れる美しい青い石は、このお話にちなんで「涙石」と呼ばれるようになったのです。 王子様を救い、守り抜いた人魚姫の涙石は、海難避けになるとか、ならないとか？ 御守りに、おひとついかがですか？