【星読み奇譚】見習い星読みのバレッタ＜受注制作＞

寒いっ…！ 頼りない角灯(ランタン)の灯に映った白い吐息が凍って、きらきらと輝く。寒さでぎしぎしと軋む首を、少女は無理矢理に宙(そら)へと向けた。 わぁっ… 広がる満点の星空に、おぼえず感嘆の声が漏れる。 暫し陶然と宙を見上げていた少女は、我に返って慌てて羅針盤を取り出すと、角灯の灯で方角を確認した。 あと少し… 祈るように仰いだ宙に一筋の光が流れる。それを皮切りに、次々と星の雨が降り注ぐ。 間違ってなかった…。わたしは、正しかった！ 教官も信じてくれなかった流星群の予測を、彼女はぴたりと当ててみせたのだ。少女は小さく拳を握た。 ＊＊＊＊＊☆＊＊＊＊＊☆＊＊＊＊＊☆＊＊＊＊＊ 歯車を使ったバレッタです。 中央には、見る角度で白から青に変わる不思議な半球を、ドームに納めて配置しました。不思議な半球には、きらきら輝くストーンを星座のように飾りました。 バレッタに絡んだ金色の鎖には、流れ星のように鎖を滑る星のチャームと、輝くランタンのようなチャームをつけて、華やかに仕上げました。またこの鎖は、取り外せばブレスレットとしてもお使いいただけます。 【サイズ等】 バレッタ : 縦20mm×横60mm×高さ25mm ブレスレット : 23.5cm(6.5cm含) 女性初の星導師の幼き日の物語をお手許に。