鏡面アート 「Lone Wanderer」

（現状）直線的な加工しか行えないヘアライン加工で、曲線を表現した作品になります。 ヘアライン加工とは金属に単一方向に線状の傷を付けた表面加工の事を言いますが、 大抵は全面に単一方向にヘアライン加工が施され、 これを用いて模様を描いた製品というのは見たことがありません。 即ち前例が無いため日々色々な制約や問題に悩まされますが、されどそこは創作活動。 量産品の様に規格通り作らなければならないという事もないので、道具や方法を試行錯誤し、 新たに思いついたアイデア、作る過程で見つけた美意識は素直に次の作品に反映させる事で、 今まで作れなかった、より良い物が産まれるのです。 単一方向のみで研磨してあるので、光の反射具合でヘアラインが殆ど光らなくなります。 やや暗い場所で前を横切ると、普通の鏡からぼんやりと模様が浮かび上がる様な感覚を受けます。 デザインはどこまでも続く長い道のりや彼方にゆらめく蜃気楼、 先に行かねば何が待つのか解らない不確かさをイメージしました。 名前は「Lone Wanderer」 想い描いて作り、作ると発見があり、発見は新たな道標になる。 時折、創作は自分の内面をさまよう旅の様に感じます。 ＜フレームサイズ＞ 約42ｘ32ｘ4ｃｍ 縦横掛け両方できます ＜取扱の注意＞ ステンレス鏡面材は極めて傷や汚れが目立つ為、フレームから取り外す事をお勧めしません。 やむを得ずフレームから取り外す場合は、決して鏡面部分を触らないようお願いします。 万が一、鏡面部分に汚れが付いた時は、メガネ拭き用の布に薄めた中性洗剤を含ませて、極力優しく拭き取ってください。