今回紹介する道具は「かせ繰り機」です。
組紐を作る際には糸をくみひもの長さに「経切(へぎ)る」必要があります。ご存知の通り組紐は作りたい紐の長さの約1.6倍から1.8倍の糸長が必要になります。
(例えば150cmの組紐を作成するためには240cmから270cmの長さが必要になります。)
例えば標準的な帯締めを作成する場合には、250cm程度の糸が600本から700本必要になり、その本数を必要な玉数に分けていきます。
これだけの量を1本ずつ整経台(また今度)や机などに糸を巻き付けていくのですが、1本ずつ巻き付けていくのはかなり大変です。
そのために、糸枠に糸をある程度巻き付けて置き、複数本を一気に経切るほうが効率的に作れます。
糸枠につけるのも1回転で1周するのだと、結構な手間がかかってしまうため見ての通り歯車をいくつかつけてハンドルを一周するたびに木枠が7回転するようになっています。
大体、ハンドルを1周すると260cm程度の糸が繰れますので糸枠の数を増やせばどんどん効率が良くなっていきます。