2022年の活動について

2022年の活動について

公開
【お礼】  2021年、さとの坊と関わりを持ってくださったみなさま、心からありがとうございました。2021年はさとの坊のキットがスタートした年です。見切り発車で安定感がなく、糸の不足等ミスもありましたが、お客さまの広い心に助けていただき活動を終えることができました。年末はこれまでにないご注文にてんやわんやで、その慌てぶりをお客さまにお伝えしてしまう恥ずかしい状況でした。キットはご注文を受けてから図案等の印刷、材料の準備を行っており、子どもたちの就寝中を狙っての作業で手際の悪さも目立ち、オペレーション見直しの必要性を教えていただく機会となりました。たくさんのご注文により見えた改善点を今後に活かしてまいります。  また、図案に関しても試行錯誤でまだまだ粗が目立ちますが、2022年は学ぶ時間を設け図案の質を高めたいと思っています。2022年の終わりには良き姿にしたいと思いますので、引き続き温かく見守っていただけると嬉しいです。 【キットのデザインに関して】  こぎん刺しを始めた頃はテキストの図案の通りに楽しんでおりましたが、次第に飽きるようになり一度こぎん刺しから離れることに。長男出産を機にこぎん刺しを再開しましたが、面倒と言うのもあり図案は起こさずちょっとした歪さや辻褄合わせを楽しむようになり今のスタイルが出来上がっていきました。基礎図案を見つつも、紙やモニターではなく、布と糸と針を持った手から生まれる、刺しながら湧き上がってくるものを形にし、布の上で何か変だと思ったら糸を抜くことで修正してきました。材料からの主張を汲み取りながら自分の表現を形にしていく、生き物のようなデザインがキットの原型となっています。もちろん、キットは自分以外の方、特に初心者の方と楽しみたい気持ちで(ワークショップに参加された初心者のみなさまが楽しまれる様子を想像しながら)制作していますので、刺し上がった後に図案に起こし、刺しやすさの観点で図案を整えてからキットとしてご紹介しています。この、刺したものを図案に起こす作業も、「今度刺すならこうしてみよう」をデータとして保存できる良さや、キットにする際の責任で見本を制作しますので、「今度刺すならこうしてみよう」を後回しにしない良さが生まれました。「刺しやすさ」に関しては、視覚的なキリの良さや糸始末のしやすさ等を基準にしていますが、完成品の内容>刺しやすさ、になりますので、多少糸の動きに面倒があるかもしれません。  以前も触れたことがありますが、さとの坊は伝統模様を扱うことをテーマの一つにしています。単純に伝統模様に魅せられているということもありますが、模様を組み合わせ、伝統模様同士が隣り合うことで生まれる調和や互換性はそれを超えるものがないような気がしてきます。今後もこぎん刺しを表現しながら様々な模様の魅力を感じ、興味を持ってくださる方がいたとしたら、キットを通して一緒に楽しめたら幸せです。 【2022年の活動について】  まず、新たな窓口を設けるべく準備中です。海外からのキット販売のお問い合わせも増えてきましたので、国内外に向けた「Satonobou」のタイトルをつけた場を整えたいと思っています。しばらくはminneでの販売も続けていきますが、販売スタイルの変更もあると思います。準備に時間がかかっておりますので、進展ありましたらお知らせいたします。  次に、今年も伝統模様で表現していく軸足はブレること無く参ります。こぎん刺しとは何か、伝統とは何かを日々考える中で、適切な「固定観念」を育てることも大切かなと思うようになりました。今年は古作こぎんの模倣時間も増やし、「伝統」を手で感じていきたいと思っています。さとの坊の進む先が、材料や表現において伝統的な「津軽こぎん刺し」に向かっていくかは分かりませんが、まずは自分の人生の中でしっかりと楽しみたいと思います。  最後に、お休みしておりましたワークショップも、子どもたちの状況次第で再開できたらと考えています。こちらも決まり次第知らせいたします。  長くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 2022年1月 さとの坊 ※minneレター含め、私の考えはさとの坊の方向性を示したり、興味を持って頂いたへ向けたものであり、それ以外の対象を持ちません。読んでいただいたことで一歩近づいて頂くこともあれば遠ざかって頂くこともあると思いますが、それはそれで全く問題のないことで、その自由を大切にしたいと思っています。

レターの感想をリアクションで伝えよう!

こぎん刺し

Kogin Satonobou
作品を見る