行きたくなかったお絵かき教室

行きたくなかったお絵かき教室

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小学校1年生のとき 近所のお絵かき教室に通うことになりました。 教室は毎週水曜日。 初回は母と二人で行き、翌週からは私1人で通います。 が・・・ 当時の私は人見知りが激しく(通信簿にまで書かれたほど)、見知らぬ環境にすぐに馴染める子供ではありませんでした。 2回目となる水曜日。 私はうっかりなのか、ひそかに計算してなのか・・・ 学校で友達と遊ぶ約束をして、家にその友達と一緒に帰ってきてしまったのです。 驚いた母が玄関で 「今日はお絵かき教室でしょう!」 「よーこちゃんが通いたいと言ったんでしょう!」 「先週一緒に行ったの、もう忘れたの!」 と問い詰めてきました。 母に言われて、私は教室のことを思い出していたのだけれど・・・ 「え~・・・ う~ん・・・ なんのこと?」 と、必死に首をかしげ、わからないフリをし続けました。笑 母はそんな私にあきれ果て、そして怒られる私の横に立つ友達を不憫に思い、教室にお休みの連絡を入れてくれたのでした。 絵を描くことが好き。だから教室も行ってみたい。 でも、知らない環境で、知らない人たちと一緒に、一体何の絵を描いたらいいのか、全くわからなかった。 そんな理由で「行きたくない」なんて、母に素直に言えなかった。 教室の通いはじめは、そんな感じでした。 でも、ありがたいことに、クラスメートで仲良かったTちゃんも一緒に教室に通うことになり、(一緒に行こう!と何度も説得しました)それからは安心して、楽しく通えるようになりました。 行きたくなかったお絵かき教室。 でも、Tちゃんのお陰で⑧年続いた、お絵かき教室。 それが今の私の描く土台となっています。 Tちゃん、ありがとう✧

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波動アートセラピスト/ クリスタルボウル奏者

Laduna Coco ラドゥーナココ
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