２０２１年７月１０日土曜日、アゾンレーベルショップ秋葉原さんで開催されます、「Girls Doll Collection～XOXO～展」通称ガルコレ展にカスタムドールを出品させていただきます。
作家さんがキス＆ハグしたい女の子、というテーマで開催されます。

昨年はボイコレ展Ⅱに参加させていただき、今年はガルコレ展にもお声がけいただき感謝の気持ちでいっぱいです。

普段のTwitterでの活動は男子ドールを扱うことが多いため、女子ドールがテーマの展示に呼んでいただけるとは思ってもいませんでした。
衣装も女子服はあまり作らないので悩んだのですが、アイペイントドールの普及のために、という担当者さんの熱いメッセージを拝見し、及ばずながら参加させていただくことにしました。
アゾンさんの女子ドールの展示といえば、夢のように素晴らしい衣装をきたドールが勢ぞろいするもので、その中で女子服を自分が作るというのは大変畏れ多いことです。ですが、ドール本体と衣装を同じ作家が作る面白さもあるだろうと思い、せめて会場のにぎやかしになればと願っております。
また、アイペイントやカスタムドールのバリエーションのひとつとして、ドールライフを楽しむ方々の参考になれるといいなと思っております。

出品するのは「Misty Blue」「Rosepink」のふたりです。
ミリタリー風の衣装に夏らしく水鉄砲を持った女の子たちです。
ボイコレ展Ⅱと同じく、展示の季節に合わせた内容にしました。
（ボイコレ展Ⅱはコロナで延期になり少々時期がずれてしまいましたが・・・）

「Misty Blue」さんは、ボーイッシュで無表情ジト目と、自分の好みの子にしました。
もうひとり（今回制作数が２以上だったので）どうしようかな・・・と悩みましたが、ちょうど地元に来ていた江口寿史展で見たイラストレーションの女子たちがとてもかわいく、フェミニンな雰囲気の子も好きだなあ・・・と思い、「Rosepink」さんを制作致しました。

「Misty Blue」さんは、神秘的なブルーの瞳、植毛済ヘッド（ブラキッシュ）の襟足にネイビーのサランで追加植毛致しました。髪型は長めのレイヤーカットです。
「Rosepink」さんは、深みのあるピンクの瞳、無植毛ヘッドに、ブラウン２種、ピンクの３色を混色して連鎖法で植毛致しました。一部ピンクのメッシュが入っています。肩に届く巻き髪、前髪は襟足で結んであります。

衣装は、あまり選ばれなさそうなものがいいかな・・・とミリタリー風を選び、ビスチェやスリップドレス、チュールなど、自分自身が好きな要素を詰め込んでみました。
ドットチュールやサテン生地を使いつつも辛めに、隙がありそうで防御力が高そうな服、またピュアニーモフレクションの美しいボディが楽しめるといいなと思ってデザイン・縫製しました。
水鉄砲は、あまり銃器に詳しくないため、家族に原型を作ってもらい、レジンで複製致しました。
ブーツやソックスはアゾンさんにお願い致しました。


ガルコレ展には、お人形が本当に大好な作家さんたちが、心を込めて作った子たちが勢ぞろいするかと思います。
どの子ももれなく、作家さんの大切でかわいい、素敵な子たちです。
そのとなりに場所を頂けることに本当に感謝しております。

秋葉原では８月１５日まで、そのあと、レーベルショップ大阪さんに展示を移動し、８月２１日土曜日より展示されます。
コロナ禍の昨今、展示を見に来てくださいねとは言いにくいのですが、ネットでも閲覧できますので、どうか楽しんでいただけると嬉しいです。

ゆふ

<追記>
ガルコレ展の展示ドールは、９月ごろ、アゾンさんでのメール抽選販売となります。
アゾンのりんごさまのTwitterアカウントでご案内があるかとおもいます。
どうぞよろしくお願いいたします。


AZONE Girls Doll Collection～XOXO～展参加のお知らせ

２０２１年７月１１日、夜９時ごろにカートをオープン致します。

ピュアニーモヘッドの男子３人です。
販売はヘッドのみになっております。

ひっそり青目の男子まつりです。
それぞれの子の詳細については、出品内容をご確認ください。

本当は、５月に出品したかったのですが、手が回らず７月になってしまいました・・・。
どうぞよろしくお願いいたします。

ゆふ

追記：
７月１１日販売は終了致しました。
ありがとうございました！

2021年7月販売について

すでに始まっておりますが、２月２６日(土)より、アゾンレーベルショップ秋葉原さんで開催しております、Azone Boys Doll Collection 展Ⅲ～不思議の国の男の子～に参加しております。

今回は、不思議の国の、というテーマが設定されておりましたので、仮想の亜人の男の子をふたり出品させていただきました。
額に貴石を持っている亜人の男の子、という設定です。
耳としっぽがあります。
ふたりは友人同士で、隠れ里のような場所に住んでおり、外の世界を知りません。
とある事情でふたりは掟を破り、問題を解決するために外の世界に旅立つ・・・というストーリーです。

今回はかわいらしく作りたかったので、ピュアニーモヘッドに男子XSボディで制作しました。
アクリル絵の具（リキテックス・ターナーアクリルガッシュ）でペイント。
タミヤウェザリングマスターでチーク、クレオスのマットクリアースプレーで保護しました。
額にBBX（はがせる接着剤）でラインストーンを張り付けています。
樹脂粘土で作ってファーを張り付けた耳を虫ピン(１８㎜)でヘッドに固定しています。
同じファーでしっぽを作り、ボトムにスナップで取り付けています。中にテクノロートが入っており、ある程度形を作れます。
衣装は民族衣装風にしたいな、と思い、ポンチョに刺繍を入れたものを衣装のメインにしました。
ボトムの下にふたりともかぼちゃぱんつを履いています。
靴は、アゾンさんのLil’Fairy～サイドバックルリボンブーツがころんとかわいかったので、アゾンさんにお願い致しました。

「碧色の風」「霞色の夜明け」とタイトルを付けました。タイトルは毎回難しくて色にしがちです。

「碧色の風」
グリーンのセンターアイです。
今回アゾンさんで植毛オーダーを受け付けてくださったので、碧くんはパステルブルー×パステルグリーンをお願い致しました。
左右不対称のボブカット、襟足に細く長い三つ編みを一本結っています。
髪の毛は水のりを薄めたものでセットしています。
肌色は白肌です。

星見の家のこどもという設定で、荷物に画版と単眼鏡を持たせています。
画版がついているのはメモ魔だからです。
好奇心が旺盛で、いつもあれこれ考えていて、すこしぼんやりさんです。
大事なものが多いので荷物も多め、ということで大きなショルダーバッグをしょっています。
白いハイネックインナーの裾にはレースがついています。脱ぎやすいよう後ろは全開きです。
二重になったガウチョパンツをはいています。裾のボタンとベルトは、動きやすくするため、という設定です。
肩のベルトは、変化、流れ、先に進んでいくイメージで編みました。

こっそり聞いてしまった秘密が友達にとって重要なことであっため、それを解決するために、彼を部族が遠い過去に住んでいた遥か彼方の場所まで連れていく旅をします。

作品に付けたPOPです。

碧い風が吹き渡り、胸がひやりとする。
空はまだほの暗く、足元も定かではない。
掟をやぶって外の世界に旅立つことに
好奇心と不安が交互によぎるけど、決心したんだ。
遥か彼方にあるという始まりの地にきみを連れて行くって。
運命なんてぼくが蹴とばしてやるから。

吹き渡る風の瞳と碧色の髪を持つ少年です。


「霞色の夜明け」
青とピンクのセンターアイです。
霞くんも植毛オーダーしたのですが、あとで自分で植えなおしています。ヘッドが補強されるよう連鎖で植えました。一部追加分はサランを結ぶ植毛になっています。髪色はパステルブルー×パステルピンクです。おおむね淡い紫ですが、光の加減でブルーが強かったりピンクが強かったり変化があると思います。
左右対称なボブカットです。
髪の毛は水のりを薄めたものでセットしています。
肌色はタン肌です。

職人の家のこどもで、いちばん大事なものがわかっている性格です。
腰に帯びた刀は、普段使い慣れたナタです。
両手が空くように、腰の後ろのウエストバッグに荷物を最小限を入れているという設定です。
濃紺のハイネックインナーは後ろが全開きです。
首にシンプルなネックレスを下げていますが、笛です（実際の形はシンプルなバーです）
ボトムは裾を絞ったハイウエスト、ハーネス風のサスペンダーを付けました。
腰の編んだベルトは、揺るがなさと輝きのイメージです。

ぼんやりな友達が旅にでるというので、心配でついていくことにしました。

作品に付けたのPOPです。

いつも夢のようなことばかり言うおまえが、
珍しく真剣な目をして、外の世界に行くと言うから、
つい一緒に行くって言ってしまったんだ。
霞色の夜明けが、おれたちの目の前に広がっている。
となりで小さく震えているけど、大丈夫、ちゃんと連れて行くから。
行きたいと願うその場所まで。

夜明けの瞳と霞色の髪を持つ少年です。



設定は制作中の妄想に近く、制作のために性格を決めるイメージのようなものです。
無事オーナーさんが決まりましたら、彼らに新しい旅や設定を作っていただければと思います。

私の妄想の中では、帰ってくるのは３～４年後、霞くんは石を失い髪色は暗色に変化しており、碧くんはたどり着いた地で祝福と呪いを身に受けて帰ってきます。
霞くんは色々大変でしたが特になんとも思ってないようです。碧くんは友達を連れだしたことを後悔していて・・・
ふわふわした設定・・・
大きくなった姿を、タン肌がＭボディでも出たら作ってみるのも面白そうだなあなどと思っています。

今回は、耳を作るのが初めて、ベルトに使ったミサンガ編みもほとんど初めて、刺繍もあまりしないので・・・と作業自体に練習と時間がかかりました。
あれこれ詰めの甘さからのトラブルも多く、力の足りなさを思い知った制作でした。
発送ぎりぎりまでかかりましたが、何とか展示できるものになって本当に良かったです。

ボイコレ展にもう一度だけ出たいと思っていたので、お誘いいただけて嬉しかったです。
ボイコレ展Ⅱ、ガルコレ展、ボイコレ展Ⅲと、いずれもコロナ禍での開催で、最後まで自分の作品を見に行く機会を得られませんでしたが、いつか他の作家さんのワンオフさんたちが並んでいるのを見に行きたいなあと思っています。


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