レポート

【minneものづくり部】つまみ細工を体験してみました

「つくる人の気持ちを理解する」をコンセプトに発足された「minneものづくり部」。今回は、minneで人気のつまみ細工作家「鳥待月」さんを講師にお招きし、minneスタッフが「つまみ細工」に挑戦してみました。

「つくる人の気持ちを理解する」をコンセプトに発足された「minneものづくり部」。今回は、minneで人気のつまみ細工作家「鳥待月」さんを講師にお招きし、minneスタッフが「つまみ細工」に挑戦してみました。

プロフィール

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【今回の講師】鳥待月さん

つまみ細工の制作販売・ワークショップをを手がける人気作家さん。現在は、着物の着付けも練習中だそう。

つまみ細工ってなんだろう?

「つまみ細工」とは江戸時代より伝わる伝統工芸の技術で、名前のとおり、ちりめんをつまんで折りたたみ、組み合わせることによって形をつくっていきます。さまざまな技法があり、それらを組み合わせることで多彩な世界を表現することができます。

今回つくるのは


今回のワークショップで挑戦するのは、四角の薄絹やちりめんなどの生地を折りたたみ、とがった花びらを作っていく「剣つまみ」という技法を用いた、和装にぴったりな菊のアクセサリー。とってもシンプルなつくりなので、はじめてのつまみ細工にもおすすめです。

<1>ちりめんを選びます



ひとつひとつ丁寧にカットされた、たくさんの種類のちりめんを鳥待月さんにご用意いただきました。 実際に色の組み合わせを試しながら完成形をイメージし、花びら用に10枚のちりめんを選びます。

柄と無地の組み合わせもとっても素敵!

<2>おちりんをつくる

花びらに使うちりめんが決まったら、お花の土台になる「おちりん」をつくっていきます。おちりん用に一枚のちりめんを使い、丸くカットされた厚紙を包んでいきます。

ちりめん側にボンドをつけて、角をなくすように包んでいきます。

これで完成。

<3>金具をつけます


今回は、帯留め・ヘアゴム・ヘアクリップ・ストールピン・ヘアピン・ブローチの中から好きなパーツを選びます。

金具が決まったら接着剤を使い、先ほどつくったおちりんを接着。

この時、接着する面を間違えないように注意してくださいね。

剣つまみの「つまみ方」を教わります。


ちりめんに見立てた折り紙を使って、剣つまみのつまみ方を教わります。

折りたたむだけのシンプルな工程ではありますが、生地が小さいため繊細な作業が必要となります。

<4>実際に折ってみます


まずは四角のちりめんを三角になるように半分に折ります。

さらに半分に折ります。

2回半分に折るとこんな感じ。

最後にもう1度、ピンセットを使って半分に折ります。

布の裁ち目(ほつれのある端の部分)にボンドをつけて、

指でぎゅっとつまめば「剣つまみ」の完成です。この作業を花びらの枚数分(全10個)つくっていきます。

<5>おちりんに接着する


先ほどボンドをつけてつまんだ部分にもう一度ボンドをつけ、おちりんに接着していきます。

全体の形は、すべての花びらをつけ終わったら整えるのでこの時点ではあまり考えなくても良いのだそう。

花びらの色のバランスを考えながら等間隔に慎重に接着していきます。

すべての花びらがつけ終わりました。

ボンドが乾かないうちに、ピンセットを使って花びらを整えていきます。

<6>花芯をつけます


ちりめん同様に、さまざまな種類の花芯をご用意いただきました!この中から好きな花芯を選んで必要な分だけカットしていきます。


カットした花芯は芯の部分にピンセットを使ってボンドをつけ、

花びらの真ん中に接着していけば…

ー 完成です!

素材の異なる花芯を組み合わせてみると、華やかな印象に仕上がりました。

同じ大きさ・形でも、完成した作品を並べてみると、ちりめんや花芯の種類によってこんなにも違った表情を見せてくれるつまみ細工。和装にはもちろん、カジュアルなファッションにもコーディネートして、日本の伝統工芸をもっと身近に味わいたくなりました。

鳥待月さん、素敵な時間をありがとうございました!

鳥待月さんの感想

「緊張してしまうかな」と心配していたのですが、minneのみなさんが気さくだったので緊張感はありませんでした。後日、このInstagramのライブ配信を見てくれた方が、イベント会場で「ライブ配信見ました!」とワークショップに参加してくれたことも、うれしかったです。


作家さまのこだわりや苦労などに触れることができ、とても勉強になるワークショップでした。「minneものづくり部」第4回目のレポートもお楽しみに!



minne公式Instagramでは、ワークショップのレポートをライブ配信しています!

minne公式Instagram


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