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布小物など縫製作品をつくっている人に知ってほしい!知る人ぞ知る「ロックミシン」の世界。

【PR】布を使った作品をつくる際に必要となるミシンには主に「直線ミシン」と「ロックミシン」の二つがありますが、ロックミシンは高機能であるためか少々割高なことも多く「普段は使わない」「使ってみたいけど迷っている」なんて人も多いようです。しかしロックミシンを使うと、より素敵な作品が生まれます。今回はその魅力を人気作家pu・pu・puさんに語っていただきました。

pu・pu・puさん
思わず「ぷぷぷ」と笑顔がこぼれるような、遊び心溢れるおいしい布雑貨を制作しています。
https://minne.com/@yucon-p

pu・pu・puさんのショップはこちら

オリジナリティあふれるポップな布小物で人気なpu・pu・puさん

普段はどんな作品をつくられていますか?

使うのが楽しくなる、おいしそうな布小物をつくっています。布地にはオリジナルのイラストをプリントしていて、カラフルで賑やかな雰囲気を大事にしています。裏地まで柄があったり、1個だけ違うイラストがあったり、思わず見つけた時に笑ってしまうような「おまけ要素」をデザインに取り入れています。

見つけたら自然と笑顔になってしまいますね!最近力を入れている作品はどちらですか?

バケツ型トートバッグ、ランチョンマット、巾着は定番アイテムとして人気があります。今後も少しずつ絵柄を増やしていく予定です。

ピクニックに持っていきたいような絵柄でワクワクしますね。ちなみにお気に入りの柄はあるのでしょうか。

そうですね…。エビがお気に入りです!

pu・pu・puさんお気に入りのエビ柄をはじめ、手にとって「パクッ」とほおばりたくなるようなサンドイッチポーチが壁一面に並んでいます。

撮影当日、着ていらっしゃったワンピースもpu・pu・puさんの作品。図案も全てご自身で手描きされているので、市販品ではなかなかお目にかかれない目が冴えるような色合いとデザインですね。

お洋服もポーチも全てご自身でイラストを描かれているんですね!どうやって制作されているんですか?

アナログな雰囲気ですが、実は全てPhotoshopで描いています。デジタルで描いて手描き風の加工をしてるんです。ただ下書きは手描きで描いていますね。思いついたデザインはスケッチブックに書いてみて、そこから図案をおこします。

ソファーで図案を考案する時間は、集中しつつも充実したひととき。

愛猫と戯れながらの制作タイム。ゆったりとした時間が流れます。

ミシン台の裏にはパソコンスペース。デジタルとアナログの融合が、pu・pu・puさんの味わい深くかつ完成度の高い作品の秘訣なのかもしれません。

ロックミシンは、幼少期の母との思い出の一ページ。

ロックミシンを初めて使ったのはいつでしょうか?

子どもの頃に、母のロックミシンを使っていた気がします。縫い目がおもしろく、布が切られていく感じも楽しくて、ただただ生地をひたすらみじん切りのように切っていたという思い出があります。一方、母はピンセットを持って難しい顔をして糸通しをしたり、時には修理の人を呼んで糸通しをしてもらっていたのが印象に残っています。

そんなに子どもの頃から親しまれていたんですね!では初めてご自身で購入したのはいつ頃でしょうか?

作家として2年目にイベントに参加した際、中古で1万円くらいの1針2本糸のロックミシンを購入しました。ロックミシンは少し高額なので、当時は直線ミシンしか使っていませんでしたが、「こんなに安く買えるの!?」と驚きました。とてもラッキーでした。

購入した理由としては、今も定番作品として人気がある「サンドイッチポーチ」を制作する際、裏地の処理がパイピングだと絵柄が隠れてしまうからです。パイピングには無地のテープを使っていたのですが、イラストをテープでベタっと塗りつぶすようで気に入っていませんでした。ロックミシンを使うと、糸の隙間からイラストが見えるので塗りつぶされる感じもなく、糸の縫い目自体もかわいく見えるので、それからはロックミシンを本格的に使うようになりました。

慣れるまでには少し時間がかかりますが、使うほどに縫うのが簡単になってきますし、裏地のロックミシンの縫い目が綺麗にそろっていると、ファスナーを開けた時に嬉しくなります。その後、2台目は4本糸が使える20万前後のミシンを購入しました。

それは思い切ったご決断でしたね。迷いはなかったのでしょうか?

はい。「機材を買うなら高いものに越したことはない」というのは、minneさんからの教えです(笑)。たまにしかつくらないものなら安い機材でも良いかもしれませんが、大量につくる作品に使うとなると、やはり高品質なものを使った方がスピードも早いし仕上がりも良くなります。それに、機材も壊れにくかったりするんですよね。

たしかに細かい処理の仕方で完成度がかなり変わりますよね。逆に困ったことはありましたか?

最初は、ちゃんと糸通しができるかどうかが心配でした。幼少期に母が苦戦していたのを覚えていたせいかもしれません。実際に使い始めて困ったこととしては、曲線や角を縫うのが難しかったことです。本縫いミシンだと針を下げて布を90度回転させられますが、ロックミシンだとそれができないので、最初はやりづらさを感じました。今ではそれぞれのミシンの縫うコツがわかって、かなりキレイに縫えるようになりました。


幼い頃からロックミシンに親しんでいたというpu・pu・puさん。作家歴は10年以上ということで、これまでもさまざまなミシンと関わってこられたと思います。そんなpu・pu・puさんにブラザーから新しく発売されるという最新ロックミシン「AIRFLOW3000」をお試しいただきました。

糸通しが「中でどこを通ってきたの?」と驚くほど、一瞬で終わる。

ロックミシンは糸通しが大変と仰っていましたが、いかがでしたか?

ブラザーさんのAIRFLOW3000は、糸通しが簡単すぎてびっくりしました。ボタンを押すだけでシュッと糸が飛び出してきて、それをつまんで押さえの部分にまとめるだけ。中でどこを通ってきたんだ!?と思うほどです(笑)。ロックミシンの糸通しは大変だと思っていたのが、拍子抜けするほど簡単すぎました。

「えっもう糸通し、終わったにゃん?」

うるさくて当たり前のロックミシンが、こんなに静かだなんて!

そのほかに驚いた機能はありましたか?

ロックミシンはうるさくて当たり前だと思っていたのに、音が静かでこちらもびっくりしました。いろいろな機能がある中で、実は一番驚いたかもしれません。いつもはイヤホンでラジオを聴きながら作業をしているのですが、ロックミシンを使う時は何も聞こえないので使用していませんでした。AIRFLOW3000はとても静かなので、音楽を聴きながら作業ができ、制作の時間がとても楽しい時間になりました。


撮影を見守ってくれたはる太くんも、ミシンのそばで落ち着いて休憩中。

制作時の細かいストレスが解消される、わかりやすさが凄い。

また、糸を掛ける順番に数字が書いてあったり、糸調子に縫っている糸のイラストが入っていたりして、操作方法がとてもわかりやすいです。調整したい糸を1本ずつ調整できるのも、制作時にとても助かります。押さえ上げが大きく、簡単にストレスなく使えるのも良いですね。

数字の順番どおりに糸をかけていくだけの簡単操作。

どの糸がどの場所にくるか、イラストで図示されているのがとても分かりやすい。

通常は左手の針の後ろにあることが多い抑え上げが、右側についていて使いやすい。大きくてスッと上げ下げできるのが快適なんだそう。

ロックミシンの使い方として、何かこだわりがありますか?

2本糸より4本糸の方がたくさんの素材を使って色々な表現ができます。今つくりたいなと思っているのはオリジナルのTシャツやコート。ジャージ素材を使ったり、襟や袖に大きいリブをバイカラーでつけたり…。派手な色の洋服をもっとつくっていきたいですね。

「なんだか難しそう…」と迷っている人はぜひ!初心者にこそおすすめです。

どんな人におすすめのミシンでしょうか?

糸通しが本当に劇的に簡単なので「ロックミシンは糸通しが難しい」というイメージがなくなり、糸を替えるときも、まったく億劫に感じません。はじめての人でも、なんなら子どもでも、簡単に糸通しできると思います。
キレイにそろった縫い目が縫えるようになると、裏側へのこだわりも出てくると思います。バッグを開けた時、洋服を着る時、裏側もキレイに処理されていると、レベルが1つ上がったように思えますよ。ぜひ一度試してみて欲しいです。


ブラザー最新のロックミシン「AIRFLOW3000」の魅力

安心して縫製を楽しんでいただけるように細部までこだわって開発されたAIRFLOW3000。使いやすさと高い安全性を兼ね備えたこちらのミシンを使えば、みなさまの作品づくりがいっそう楽しくスムーズになること間違いなしです。

空気を使って一瞬で糸を通すエアーフロー機能

従来のロックミシンでは複雑だった糸掛け・糸通し作業を改善。ボタンを押すと電動モーターが空気を送り出し、かつワンタッチのレバー操作でスムーズに糸を通すことができます。また作家さんが行う作業を本体に直接イラストで図解をし、理解しやすくしています。

また「ヨリ戻し」装置を搭載しており、糸がねじれることなく安定して供給されるため、縫い目はいつも均一でなめらか。

夜中に使ってもOK!とっても静かな作動音

部品形状の最適化や駆動部と内部フレームの剛性を引き上げる事で振動を抑え共振音の低減を実現し、早朝や深夜の時間帯でも安心して作業いただけます。

作品のバリエーションや表現力をアップさせる多彩な機能

裏地などの薄い素材からデニムなどの厚い生地まで美しくしっかり縫い上げることができます。かがり縫いや巻き縫いなど、さまざまな縫い方ができますし、かがり幅や抑え圧、糸調子なども直観的に作業ができるように工夫が凝らされています。この一台があれば、とても簡単に多彩な表現が可能になります。作品の完成度を上げたい方、もっと自由な作品づくりに挑戦してみたい方には、とてもおすすめのミシンです。

AIRFLOW3000の詳細はこちら

誰でも楽しめるロックミシンで、より魅力的な作品づくりを

知る人ぞ知る、ロックミシンの世界、いかがだったでしょうか。難しそう、まだ早い…とためらっている方も多いかもしれませんが、使ってみると新たな世界が開けるロックミシン。中でもブラザーのAIRFLOW3000は、初心者でも使いやすいようにとっても分かりやすく効率的に開発されたミシンです。一度手にとってみてはいかがでしょうか。

つくりたい物やつくり方が見つかる、ソーイング情報サイト。

ブラザー販売株式会社では、ソーイングにまつわる情報が多く集まるソーイング情報サイト「ソーイングオアシス」を運営しています。つくり方の動画や無料で使える型紙などが満載で「こんな物がミシンでつくれるんだ!」という発見がいっぱいです。ブラザーが運営しているだけあって、ミシンの使い方や縫い方のコツなど、アドバイスやサポートがいっぱい。作家さんに嬉しいプレゼントキャンペーンなどもあるので、ソーイングにまつわる作品づくりをしている方は、ぜひ覗いてみてくださいね。

ソーイングオアシスの詳細はこちら

文 / 堀之内千恵
写真 / 真田英幸
企画・ディレクション / 田中大三、越智詩織

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