特集

あの人の作業机​​ vol.44 木のおもちゃ作家・はまだ まさし

作り手が日々向き合う机の上には、こだわりの道具たちが所狭しと並んでいます。気になるクリエイターのみなさんにお声がけし、作業机や作業部屋を見せていただくことに。今回は、着色をせず、木本来の色味を生かしておもちゃとこども雑貨を手がける、はまだ まさしさんの机です。次にここから生まれるのは、どんな作品でしょうか。

はまだ まさし
太陽をいっぱい受けて育った森の宝物で、着色をせず、木本来の美しいナチュラルカラーをいかした木のおもちゃを制作。
https://minne.com/@toyhof

小学校にある作業部屋

いつから、この作業部屋を使われていますか?

はまだ
まさし
香川県の三豊市にあります、旧財田上小学校内に5年前に引っ越してきてからです。
ショップ内の工房は現在木の遊具とおもちゃで遊ぶ木育スペースとして開放しています。

こちらは小学校だった場所なんですね。どうして小学校を使うことになったのでしょうか。

はまだ
まさし
以前は神戸の元町5丁目にショップを開き、ものづくりの作業スペースを用意して制作と販売を始めていたのですが、作業音や粉じんなどの問題から作業場を引っ越すことになり、廃校となっていた小学校を借りて5年前よりここでの作業が始まりました。

各種木材の調達とストックに広い場所が必要なので、現在の廃校を利用した工房は最適な工房です。土日は市内のマンションに帰り、平日は市内から1時間以上かかる場所ですので、泊まり込みでの作業をしています。

ほっとひと息つくお気に入りの瞬間

作業台の周りには、さまざまな機械が置かれていますね。

はまだ
まさし
作業台がなくては仕事になりません。さまざまな用途で使われる作業台の周りには機械が取り囲み、作業の内容に合わせて機械も作業台の役割も変わっていきます。

作業をしている中でお気に入りの瞬間はありますか?

はまだ
まさし
ロボット君の鉛筆立てを真ん中に、ひと休みするための飲み物を持ち寄り、機械を止めてひと息つくときがいちばんお気に入りの瞬間です。
ロボット君を見ているとその笑顔に癒され、こちらまで笑顔になってくるんです。

はまだ
まさし
そして、工房の窓から見える緑とその隙間にあるベンチもとってもお気に入りです。

デザイン作業はいろんな場所で

作業しやすくするためにこだわっているポイントなどはありますか?

はまだ
まさし
実際に形にする作業を行う場所とデザインする場所は別々に用意しました。
作品づくりのためにはデザインがとても大切なのですが、つくる作業とデザイン作業を同時に行うとなかなかうまくいかないことが多いんです。なので机に座ってみたり、パン屋さんに出かけたり、カフェに行ってデザインノートに落書きしたりといろいろ場所を変えてデザインしています。

ご自身で作業のスケジュールのようなものを組まれているのでしょうか。

はまだ
まさし
はい。週の土日はデザイン、平日は作業と試作品を制作するパターンで1年があっという間に過ぎていきます。体調を整えるために散歩は毎日2回します。孤独な作業ではありますが、いい作品をつくるためにひとりの時間を大切にしていますので、たまに家族と会うと、とても楽しく感じますね。

作業部屋の整理整頓術などがあれば教えてください。

はまだ
まさし
作業台の下に棚をつくっているので、端材の小さなものは炭にして大きなものは棚に収納し、テーブル上は作業が終了すればきれいに片づけて次の作業にかかるようにしています。
また、よく使う小物類は壁にお店のディスプレイのように収納しています。

制作に使用する道具は普段どのように選ばれていますか?

はまだ
まさし
道具は近くのホームセンターで購入できるものが中心です。木工ドリルの刃物や機械の刃は専門の業者さんを通じて、良質な本物の刃物を仕入れています。

最後に、作品制作で大切にしていることをうかがいました。

はまだ
まさし
日本の広葉樹と桧(ヒノキ)などの針葉樹はとても美しく、それぞれ素敵な表情とナチュラルな色を持っています。その素材と素材が持つ美しさを生かした作品づくりをいちばん大切にしています。

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取材・文/中村瑛美里

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